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Magnus International - Echo To Echo (Full Pupp:FPCD012)
Magnus International - Echo To Echo
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Prins Thomasが主宰するFull Puppはノルウェーのニューディスコを手掛ける著名なレーベルの一つで、本人の作品のみならず輝きを放つ前の原石とも呼べるアーティストまで発掘し、今も尚活発な活動を続けている。本作はそんなレーベルの初期から散発的に作品をリリースしているMagnus InternationalことMagnus Sheehanによる初のアルバムで、彼がレーベルから初めてEPをリリースしたのが2006年なのだから、当初からファンだった人にとっては随分待たされたに違いない。当方はこのアルバムでSheehanの存在を知ったので特に待った訳ではないのだが、しかし初めて耳にするだけでも耳を惹き付けたのだから、その才能は推して知るべしだろう。何でも本作の制作中には古いテクノやハウスを聴いており、そんなダンス・ミュージックのフィーリングをアルバムに取り込みたかったそうで、特にデトロイト・テクノやLFOにAphex Twin等のWarp Recordsの音にも影響を受けたそうだ。そんな背景もあってか如何にもFull Puppらしいディスコ・フィーリングは弱いものの、レーベルの光沢あるキラキラした音も伴いつつモダンなテクノ〜ハウス路線のブレンドは、ニューディスコのファン以外にも訴求出来るような音楽になっている。ミッドテンポで長閑なグルーヴから切れのあるファンキーなベースが躍動し、そこから煌めくゴージャスなシンセが浮かび上がってくるオープニングの"Big Red"から、既に爽快かつ開放感のあるハウスで空へとゆったりと羽ばたくようだ。滑らかなパッドのコードの上を舞い踊るように流麗なシンセが奏でられる"Energi"、か弱くふんわりとしたストリングスをバックに奇妙なボコーダーや煌めくシンセのフレーズが彩る"Rise Above"など、緩くはあるが地に足の付いた安定感のあるディスコ系ハウスなど、やはりその緊張とは無縁な世界観はFull Puppらしくもある。奇妙なシンセを効果音として用いつつブリブリしたベースが地を這う"Metroid Boogie"は正にコズミックなニューディスコの典型だが、シャッフル調に弾けるゴージャスなメロディーや快活なリズム感が程良い高揚感を生む"A Man Called Anthony"はTodd Terjeらしい茶目っ気が感じられる。豊かな色彩を感じさせるメロディーや音色、それは決してケバいものではなく上品な華麗ささえも感じられ、一聴して耳を離さないメロディアスな作風は本作の特徴だろう。



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