CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Kez YM - Sandpit EP (Theplayground:PG08) | main | Gigi Masin - Talk To The Sea (Ritmo Calentito:RTMCD1193) >>
Kyle Hall - From Joy (Music 4 Your Legs:IMFYL079)
Kyle Hall - From Joy
Amazonで詳しく見る(日本盤)

早熟の天才である事は周知の事実であるデトロイトのKyle Hall。2007年に15歳で作品デビューしたのは驚きだが、自身で運営するWild OatsのみならずThird Ear RecordingsやHyperdubにMoods & Groovesなど歴史と確かな質を持つレーベルにも見初められるなど、音楽的才能はデトロイト新生代の中で突出している。そんな彼が2013年には初となるアルバム『The Boat Party』(過去レビュー)をリリースしていたのだが、2015年末にリリースされた2ndアルバムとなる本作はResident Advisorの記事によれば何と2010年以前に制作された物だという。刺々しくロウな質感と荒いビート感が際立った鈍いマシン・ソウルの1stアルバムも驚愕モノだったが、しかしそれよりも更に前に制作された本作は勿論ダブ・ステップ以降のビート感を含めジャズやファンクを感じさせるモノがあるが、何よりも温かみが伝わる情熱的なソウルとメロウさを打ち出していた点に驚かずにはいられない。若さ故の荒々しさ…ではなく何だかより大人に成長をしたようにも感じられる包容力を伴う作品が実は過去に制作されたとは、RAの記事を読まなければ気付けやしなかったであろう。冒頭の感傷的なエレピがしっとりと滴る"Damn! I'm Feelin Real Close"は、しかしビートは鋭く軽快に弾け前のめり気味でもあるが、やはり情感たっぷりな旋律がメロウネスを前面へと打ち出す。途中からは狂気ではなくコズミック感を活かしたアシッドもさっそうと導入されるなど、1stで聞けた粗暴な面は適度に隠匿された上でデトロイトの熱きソウルが染み渡っている。大胆なパーカッションの粗さが目立つ"Inverse Algebraic"はその点では1st時を思わせる点もあるが、手弾きしたようなシンセやベースからはファンクの躍動感が発せられ、ある意味ではそれ程作り込まれてはいないように聞こえる作風からは確かに若さも感じられる。煌めくシンセと耽美なエレピによる甘いメロディーに鋭くタフなハウス・ビートが乗っかる"Dervenen"は正にデトロイト・ハウスだが、初期デトロイト・テクノを思い起こさせる近未来の音を鳴らしていたかのような"Strut Garden"のように青々しさも見受けられる。『From Joy』というタイトルを真に受けるのであれば、確かに本作は陽気なムードとリラックスしながらも多様性のある弾けたビートで満たされており、デトロイト・ハウス/テクノの根底にある黒人音楽のジャズやファンクにソウルへの敬意を反映させたようにも想像出来るだろう。暴力的でロウな音質であるオリジナリティーを完成させる前の、つまりは若さ故にルーツに寄り添った事でメロウなムードが強調されているのか。このような方向性で来た事に驚きつつ、長く聞けるデトロイト・ハウスの傑作と言えよう。



Check "Kyle Hall"
| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3918
トラックバック