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Tominori Hosoya - Life Goes On EP (Mixx Records:mixx-22)
Tominori Hosoya - Life Goes On EP

長らくTomi Chair名義で活動をしていた邦人アーティスト、2014年からはTominori Hosoyaとして作品をリリースするようになり、清楚な空気と爽快な浮遊感を伴うディープ・ハウスを武器として海外でも注目度を高めている。新作はUSはニュージャージーのMixx Recordsからとなるが、ここでもHosoyaの作風は流行に埋没する事はなく自身の個性を主張しているようで、実に清々しいまでのディープ・ハウスを披露している。タイトルからして希望が感じられる"Over The Sadness"は爽快なシンセの上モノと軽快に疾走するリズミカルな4つ打ちを軸に、持続感を伴いつつ音の抜き差しで程良いブレイクも作る事で緩急を付け、DJミックスに対する機能性を含みながらもメロディアスな作風が如何にも彼らしい。一方で"Strategy Meeting"はアシッドのベースラインと刺激的なパーカッション、そして崩れたビートで肉体的な揺さぶりを掛けるタイプのハウスだが、途中からすっと浮かんでくる爽快感溢れるパッドによって情熱が爆発するような感情の揺さぶりも同居している。裏面の"32-33 (One Decision)"も異なるタイプだがそのアンビエント性の高さは特筆すべきで、エキゾチックなパーカッションと弛緩したハウシーなグルーヴに透明度の高いパッドの広がりから、そして天から降ってくるようなピアノの響きはまるでパラダイスか、夢と現実の狭間を行き来する快適なアンビエント・ハウスになっている。そしてレーベル主宰のBrothers' Vibeもリミックスを提供しており、"Strategy Meeting (Brothers' Vibe Remix)"は原曲から打って変わって4つ打ちへと姿を変える事で揺れる感覚から骨太な疾走感のグルーヴへと変化し、闇が似合うアンダーグラウンド性の強さを纏っている。しかしこの作品の中でやはり魅了されるのはHosoyaのオリジナル3曲で、どれもグルーヴ感は異なるものの音色の綺麗さや情感を伝える世界観はどれも共通しており、体の隅々まで清涼さが染み渡るだろう。



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