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Stuntman Mike Car's Soundtrack (Part.2) (Troubled Kids Records:TKR013)
Stuntman Mike Cars Soundtrack (Part.2)

スペインのディープ・ハウスのレーベルと自称するTroubled Kids Recordsは、ヴァイナルのメディアに拘りディープな音楽性を貫く。本作は、映画「Death Proof」の中に出演するキャラクターであるStuntman Mikeがドライブ中に流すサウンド・トラックという位置付けのEPのようで、2013年にはその第一弾もリリースされている。この第二弾にはデトロイトからAlton Miller、日本からはMiruga、スペインからはErnieとレーベルオーナーのJesus Gonsevとそれぞれ正しくディープ・ハウスを得意とするアーティストが参加しており、その面子からも作品の質の高さはおおよそ予想はつくだろう。Millerの"When The Morning Comes 2nd"は2010年にリリース済みの別バージョンだが、控え目に優美なローズのコード展開と生っぽく爽やかなビートを軸に麗しいシンセソロが舞い踊り、ソウルフルで王道的なデトロイト・ハウスがベテランとしての貫禄を感じさせる。Gonsevによる"Traits Of Humankind"もズンドコとした太い4つ打ちに柔らかく温かみのあるメロディーが華麗さを演出し、際立った個性を感じさせる作風ではないがディープ・ハウスとしての基本的なスタイルを守っている。非常に個性的なのはMirugaによる"Endless Waltz"で、力強く跳ねるようなジャジーなリズムの上にエレガントさを添える耽美で躍動的なエレピの旋律が華を添え、そこに様々な音色が重層的な厚みを出して華やかながらも生々しいグルーヴを生んでいるのだ。そしてErnieによる"Sharepoint"は空気感のあるパッドやリバーブを効かしたボイスサンプルを用いて、奥行きや壮大な空間の広がりを感じさせる作風で、他の3曲よりもアンビエント性も感じさせるがこれもディープ・ハウスの一種だろう。サウンド・トラックという体裁のコンセプトは理解出来ないものの、収録された曲自体は正しくハウスのパーティーで映える曲ばかりで、一見の価値ありだ。

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