<< Simoncino - Beyond The Dance (Mr. Fingers Remixes) (L.I.E.S.:LIES-RMX01) | main | Good Mellows For Sunrise Dreaming (Suburbia Records:SUCD1004) >>
Pampa Records Vol.1 (Pampa Records:PAMPALP011)
Pampa Records Vol.1
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
レーベル初のショーケース・コンピレーションとは謳いながらも、レーベル外からもアーティストを招きこのアルバムの為に新曲を提供させて、しかしそれらは最終的には適切にレーベルらしい音源に纏まっている…という作品がドイツはベルリンのPampa Recordsのコンピレーションだ。2009年に設立とまだ7年程の運営ながらもレーベルを主宰するDJ Kozeを筆頭にAxel BomanやNathan FakeにLawrence、奇才と呼んでも差支えのないIsoleeにRobag Wruhme、マイナーながらも可能性を秘めるDurerstubenにDntelなど多くのDJ/アーティストの作品をリリースしてきたが、それらは単にDJとしての機能性だけではなく捻くれて奇妙なポップ性も包括した作風を確立した点で、Pampa Recordsのオリジナティーを認めさせた。当然そんな音楽性は本作にも存在し、フォークシンガーであるLianne La Havasの曲を奇才・Herbertがリミックスした"Lost & Found (Matthew Herbert Remix)"は、甘く清純な歌とポップな旋律に遊び心も感じられる構成があり、そしてダンス・ミュージックとしての滑らかに流れるハウスビートが心地良いグルーヴを生む。アルバムの中で最もポップでメランコリーなのはAdaが手掛けた"You And Me"であり、キュートで囁くような女性ボーカルとほっこりと暖かいシンセのメロディーが可愛らしい旋律が絡み合い、パーティーの朝方に使えばフロアを優しさに包み込むだろう。Pampa組のDntelは"Snowshoe"はチョップ気味なピアノや浮かんでは消える荘厳なシンセの動きが不思議なハウスを提供しており、奇妙な響きの中から優美な輝きが零れ落ちるようで、ユーモアと芸術性が混在している。Pampa外からの参入で目を見張るのが支離滅裂な電子音楽を創造するGold Pandaで、彼にしては随分と整ったハウスビートを刻む"Black Voices"は、しかしエレガントなストリングスが舞い踊り耽美なピアノが控えめに装飾する上品なダンス・ミュージックになっている。またメジャー側からはJamie XXが参加し、Kosi Kos(DJ Kozeの変名)と共同で"Come We Go"を手掛けているが、キラキラとしたレトロフューチャーなディスコの世界観と端正な4つ打ちにDJ Kozeの捻れた音響を持ち込んだ作風は、その奇妙さがやはりPampaらしくなるのだ。これら以外にも多数のアーティストが多様な音楽性を披露しており、それらは尚ポップとユーモアな感性を同居している点でDJ Kozeのレーベルを運営する上での審美眼が冴えており、本作によって信頼の置けるレーベルとしての評価を更に得るだろう。



Tracklistは続きで。
CD1
01. Lianne La Havas - Lost & Found (Matthew Herbert Remix)
02. Roman Flugel - 9 Years (DJ Koze Remix)
03. Ada - You And Me
04. Axel Boman - In The Dust Of This Planet
05. Nasrawi - Bump With You
06. Funkstorung - I Does It
07. Jackmate feat. Nik Reiff - Pacemaker
08. Lawrence - Glow
09. Dntel - Snowshoe

CD2
01. Josef - I Wonder
02. Michel Cleis - Un Prince
03. Die Vogel - Everything
04. Mount Kimbie - Bells 5
05. Stimming - No. 17
06. Isolee - I Like It Here Can I Stay?
07. Jamie xx & Kosi Kos - Come We Go
08. Gold Panda - Black Voices
09. Acid Pauli - Nana
10. Roman Flugel - 9 Years
| TECHNO12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 13:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3959
トラックバック