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2016/8/19 Tendenz 1st Anniversary mit U-More @ 0 Zero
青山Zeroを拠点にほぼ毎月開催されているTendenzが、初開催から一周年を記念したアニバーサリーパーティーに抜擢したのは、ベルリンから初来日となるU-Moreだ。今や海外での高い評価を獲得したCabaret RecordingsやFlugelからリリース歴があり、ミニマルとディープ・ハウスの中に更にはブレイク・ビーツの要素も加える事でU-More独自の音楽性を獲得し、今注目を集めるDJ/アーティストの一人となっている。そしてそれをサポートするのはR-406として活動中のYonenaga、Wataru Sakuraba、BroadのTatsuoki、in the mixからTokukazuにDaiyとTendenzのレジデントが集結し、一周年を盛り上げる事になる。
遅い時間に現地入りするとTatusokiがプレイを開始する。深遠な闇に包まれたフロア、その中で酩酊するようにふらつくミニマルかつディープなテクノでじんわりと沈んでいく。激しい躍動でもなく快楽的な高揚でもなく、感覚が鈍くなり麻痺するようなサウンド。極力展開を抑えてその分だけ持続感を打ち出しながら、さながら出口の無い迷宮を彷徨うように突き進む。次第に膨らみのあるボトムで強靭なグルーヴも打ち出し、暗闇が広がる深海を淡々と潜航する如くの底の見えないディープな世界観。メロディーによる展開を排しながら、リズム中心でアブストラクトな上物やトリッピーな音響による神経を麻痺させるプレイは、劇的な派手さはないものの嵌ると抜け出せない魅力があり、U-Moreのプレイへと繋ぐ橋渡し的な時間帯を前提として雰囲気を上手く作っていた。

そしてU-Moreの登場。序盤からエッジの効いたミニマル・テクノ中心の攻めの姿勢で、勢いに乗ってフロアを揺らす。思っていたよりはディープに沈み込む世界観ではなく、リズムが浮かび上がり跳ね感さえもある躍動的な動きを見せ、肉感的で生々しいグルーヴが疾走。展開を抑制して反復から生まれる覚醒感は期待していた通りだが、神経に作用する音と言うよりは肉体を突き動かすエネルギーがあり、ひんやりとベルリンの冷気を帯びつつも決して淡白ではない。そして4つ打ちの中にもエレクトロ的な鞭に打たれるような刺激的なビートも織り交ぜ、ちょっとしたアクセントを加えながらも、直ぐににストレートな4つ打ちに戻って伸びやかなグルーヴを継続する。歓喜や絶叫が浮かぶフロアではなく各々が黙々と音に酔いしれる静観な空間は、そしてモノクロームな音に染まる地味な場ではあるものの、奇妙で無国籍風なパーカッションが響き渡る展開もあって淡々としたミニマルの中にも刺激が混ざる。そしてまた4つ打ちからどっしりと重心の低いブレイク・ビーツへの変遷も披露し、緩急とリズムの変化を自在に操りながらも全く途切れる事のないグルーヴ感で、ミニマルを軸に永遠とも思われる流れを創出する。終盤は綺麗目の上物が入ったテック・ハウスや上下左右に揺さぶられるブレイク・ビーツ寄りのトラックが増え、より幅を広げながらも黙々とした感情の起伏を抑制したクールなプレイも見せ、嵌めると言うよりは着実に引っ張っていくプレイで2時間をあっという間に駆け抜けた。U-Moreが制作するトラックとリンクしたDJプレイは、きっとファンが期待していたその物であっただろう。

さて、朝が近くなった時間帯にYonenagaが登場。最初だけはU-Moreを意識したのかブレイク・ビーツ気味のリズムが特徴な曲をプレイするが、そこから繋げていく曲は叙情的な上物が伸びるデトロイト・テクノ的な曲だ。自然な流れでエモーショナルな旋律が暗闇の中で光るハウスへと繋ぎ、そして如何にもな情緒たっぷりなデトロイト・テクノらしき音へと遷移し、Yonenaga自身の音楽性から全くぶれずに彼らしさを披露する。ぐいぐいと感情性豊かなテクノで揺さぶりをかけ、そして投下されたHiroshi Watanabeによる新曲は蠢くアシッドの中から熱き情熱がほとばしるアシッド・テクノで、半ば脅迫的にまで感情を熱く刺激する。そして終盤にはTransmatからリリースされたDeep'A & Biriのエグくも未来的な響きのする"Echoic Memories"で疾走しコズミックな空間を駆け抜けつつ、最後はYonenagaのプロジェクトであるR406の未発表曲である"Walking On The Cloud"をプレイ。デトロイト・テクノの単なるフォロワーではなく自身の音を見つけつつある事を予感させるヒプノティックな新曲は、アーティストとしても期待をさせるには十分だ。ミニマルなパーティーの中で、良くも悪くも自分の音楽性を貫いていた。

最後はWataru Sakuraba。朝方であっても激励する如くテンション高めの骨太でごついテクノ/ハウスで、どっりしと杭を地面に打ち込むハードな質感の選曲。ダビーな音響のハウスにしてもキックはかなり硬く、人の減ってきたフロアに活を入れるようにプレイ。フロアを多う壮大なパッドの広がりによるスケールの大きいテクノもプレイし、そこからようやく朝方らしい多幸感溢れるハウスも現れ…といったところで6時も過ぎていたので、当方はパーティーから退散。目当てのU-Moreのプレイは期待通りに良かったものの、初めてプレイを聴いたTatusokiやエモいYonenagaらのレギュラー勢も魅力的なプレイで、Tendenz一周年を十分に味わう事が出来た。
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