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MASANORI NOZAWA
MASANORI NOZAWAの初のアルバムは美しく情熱的なテクノ/ハウス、バレアリックなムードも。リミキサーにはXtalやInner ScienceにHiroshi Watanabeなど。2枚組で充実した力作です。12/27リリース!
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Virginia - Fierce For The Night (Ostgut Ton:OSTGUTCD36)
Virginia - Fierce For The Night
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過去にはCocoonでの、そして現在はPanorama Barのレジデントとして活躍するVirginiaが、そのクラブが運営するレーベルであるOstgut Tonから遂に1stアルバムをリリースした。DJとしてトラックメーカーとして、そしてボーカリストとしても活動する彼女の音楽性は、過去のクラシカルなシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノからの影響を強く滲ませるもので、特に自身が歌う事でより感情性豊かな作風を確立している。プレスリリースによると本作は「愛、欲望、人生などのテーマ」を基に制作されたそうだが、更にかつてから交流のあるSteffi & Martyn(Doms & Deykers名義では完全にデトロイト・テクノ影響下の作品をリリースしている)にDexterが制作に全面的に参加する事で、ダンス・ミュージックとしての機能性と共にポップ性の高いメロディーやハーモニー、そして古き良きアナログ・サウンドの中に懐かしくも情熱的な興奮を込める事に成功している。アルバムの幕開けは彼女のセクシーな歌声が映えるテッキーな"Bally Linny"だが、ブラスバンド風のシンセは80年台のシンセファンクを思い起こさせ、ポジティブな煌めきを含む。続く"1977"も80年代感が強く、エキゾチックなシンセや膨らみのあるシンセベースからは何だかフュージョンの作風に通じるものがあり、レトロ・フューチャーとは正しくこの事だ。古さを強調するだけでなく"Lies"のようにモダンなディープ・ハウスに官能的な歌を被せた曲もあるが、その耳への響きはやはり甘く懐かしい。中盤には特に切なさを誘うメランコリーなダウンテンポの"Believe In Time"があり、哀愁で覆い尽くす歌がトラックをより味わい深いものとしている。そこに続く"Subdued Colors"も小気味良いブレイク・ビーツで揺れる曲で、誘惑するような歌が夕暮れから夜にかけてのしっとりした官能を感じさせる。そこからの"Funkert"や"Follow Me"はアルバムの中では特にフロア受けするであろうストレートなダンス・トラックで、しなやかに伸びる叙情的なシンセや美しいメロディーと勢いと弾力のあるリズムはデトロイト・テクノと共振し、真夜中の興奮に一役買うのは間違いない。そしてラストの夢に溺れてしまうようなアンビエント風のハウスである"Han"で、アルバムは切ない余韻を残して締め括られる。リスニングからダンスまで程良く纏まったアルバムで、特にシンセポップを思わせる懐かしいシンセの音やドラムマシンが本作を特徴付けており、ポップなメロディーも相まって素晴らしいボーカル・ハウスを味わえるはずだ。ハードなテクノのOstgut Ton…と言う印象が強いレーベル性の中で、こうやってクラシック的な要素の強いアルバムが出てくる事は意外だが、やはりルーツは避けては通れないと言う事なのか。



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