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Lars Bartkuhn - Nomad (Utopia Records:UTA - 003)
Lars Bartkuhn - Nomad

ドイツから本場NYへディープ・ハウス攻勢をかけたNeeds、その元メンバーであるLars BartkuhnもNeeds解散後はフュージョンやバンド・スタイルでの音楽に取り組んでいたが、2015年末には久しぶりとなるEPの「Music For The Golden Age」(過去レビュー)をリリースし、ディープ・ハウス路線に於ける復活の狼煙を上げた。そして更なる新作はPhonica Recordsから派生した新興レーベルのUtopia Recordsの第2作目となり、前作と同様に優雅なフュージョンの音楽性も取り入れつつハウス・ミュージックへと戻り、かつてのNeedsにも劣らない素晴らしい煌きを放っている。タイトル曲である"Nomad (Full Experience)"はBartkuhnの豊かな音楽性が示された曲で、耽美なエレピの旋律や朗らかなアコギのコードに希望に満ちたフルートの音色、そしてアフロなパーカッションやジャジーなグルーヴが走り、Bartkuhn自身による歌が芳醇さを醸し出す。様々な楽器が渾然一体となり色彩豊かな響きへと繋がり、ミュージシャンとしてのバックボーンを持つBartkuhnらしい広がりのある展開が、ダンス・ミュージックとして以上のフュージョンやジャズをも含んだ洗練された音楽性を聞かせている。そして"Nomad (Reprise)"はビートを排しつつアコギやキーボードの旋律を浮かび上がらせる事で、その繊細な旋律や響きがより伝わる事で、Bartkuhnのメロディーメーカとしての才能を強く体験出来るだろう。そして本盤での目玉は"Tokyo Burning"である事に間違いはない。UR、更に言うならばGalaxy 2 Galaxyの系譜にあるハイテック・ジャズ路線と言うべきか、コズミックな輝きのある電子音が飛び交いジャジーグルーヴが跳ね、希望に満ちたシンセのコード展開がポジティブな気持ちを湧き起こす。古典的なデトロイト・テクノ/ハウスにも似た未来感がありながら、しかしBartkuhnの感覚によりモダンな雰囲気も持ち合わせたピークタイム向けの曲に仕上がっている。Needs時代に彼等の音楽に魅了された人も、そしてまだBartkuhnを知らない人にとっても、彼の耽美で優雅なフュージョン・ハウスにきっと魅了される事だろう。



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