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Floorplan - Victorious ( M-Plant:M.PM28CD)
Floorplan - Victorious
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デトロイト・テクノの古参の一人、そして求道的にミニマリストを貫くRobert Hoodが2010年に復活させたプロジェクトがFloorplanだ。90年代に活動していたそのプロジェクトではミニマルなグルーヴの中に色気もあるディスコ/ハウスの要素を持ち込んで、DJツール性が高いながらもファンキーな響きを強調していた。一旦は本人名義やMonobox名義での活動が続いていた為にFloorplanとしての作品のリリースはストップしていたものの、2010年に復活を果たしてからは目を見張る活躍ぶりで、2013年の初のアルバムである『Paradise』(過去レビュー)ではミニマルの中にディスコ/ハウスを完璧に落とし込み、ツール性を磨きながら黒人音楽由来のファンキーな鳴りを見事なまでに生み出していた。それから3年、あれ以上は無いのではと思っていたところにこの新作もサンプリングを大胆に使用して、更にファンキーに、より強固で骨太に、よりディスコ・テイストを打ち出して非の打ち所がない音楽性を披露している。出だしの"Spin"からして執拗なまでのサンプリングのループを用いて、全くぶれる事なく一直線の突進力を持ったミニマル・ディスコな作風で、この時点でFloorplanの音楽性をおおよそ理解し得るだろう。続く"Music"ではどっさりとした重いキックと耳に残るベースライン、そして「ミュージック、ミュージック」というボイス・サンプルを大胆に用い、テクノとハウスの隙間を埋めながら爆発力と機能性を持ち合わせている。"He Can Save You"はドスドスとしたトラックの上に説法のようなスピーチを被せ、バックには微かにピアノも潜ませて血が滾るような力強いゴスペル・テクノ/ハウスとでも呼ぶべき曲となっており、如何に機械的なグルーヴであろうとやはりHoodのデトロイト育ちの精神が宿っている事を証明している。アルバムのハイライトは先行EPとしてリリースされた"Tell You No Lie"で間違いなく、Brainstormの"Lovin' Is Really My Game"というクラシックをサンプリングしているのだが、これが笑ってしまう程にリズム帯以外はモロにそのまんまなのはディスコへの愛が成せる業。リズムは格段に厚みや重さを増して強靭となりズンドコとした典型的なディスコ・ハウスなのだが、このご機嫌なノリや幸せに包まれるポジティブな感覚には抗う事は最早不可能だろう。前作以上にディスコへの愛情をテクノやハウスへと投影し、そして全く揺らぐ事のない骨組みの固まったミニマルを成し遂げ、フロアに求められている音楽性を理解した上でHoodらしさもしっかりと込められたアルバムであり、ミニマリストとしての自負さえ感じられる素晴らしい作品だ。



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| TECHNO12 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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