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Shelter - Sad Beach (Uber:U09)
Shelter - Sad Beach

複数の有力なレーベルの活動のせいか近年勢力を拡大しているバレアリック・ミュージック、そして長らくその分野を引率してきたレーベルの一つであるIs It Balearic? Recordings傘下に、2014年に設立されたUberも今注目すべきレーベルだ。 ソフト・ロックやエキゾチックな要素を打ち出して有機的な響きを強調した路線は、最早クラブよりは屋外での長閑なパーティーやチルアウト・ルームに合いそうな緩さがあり、正しくバレアリックな音楽との親和性が強い。本作はそのレーベルの9作目でフランスはパリで活動するAlan BriandことShelterによるもので、2016年から作品をリリースし始めたニューカマー?のようだが、その大らかなバレアリック感は既に馴染んでいる。A面の2曲が特に緩さと開放感に溢れており、波の音と共に深い洞窟の中のようなリバーヴが効いた"Sailing On A Black Sea"は確かに暗い海への航海にも感じられるが、牧歌的でさえあるリラックスした上モノが幻想のように浮遊し、漂流を続けながらも微睡みながらのんびりと航海を満喫する如くのアンビエント感が続く。"Sad Beach"ではサックスやギターにパーカッションも加わって南国の島に辿り着いたエキゾチック感と哀愁のあるバレアリック感を打ち出すが、やはりダンス性よりはリスニング性重視で夕暮れ時の浜辺の切なさを演出している。B面へ移ると奇妙な音色を放つ口琴や乾いた響きのコンガを用いて中東感を発する"Through The Desert Land"で始まり、A面からの流れを考慮すると本作が未知なる航海の先にある一連の旅なのかと想像してしまう。そして郷愁を誘うギターの音色が胸に染みるソフト・ロック路線の"Seaport Theme"を経て、最後はカリンバ等の豊かな音色が青々しい空の広がりを喚起させ、そして再度航海へと戻るように波の引いては寄せる環境音も導入して新たな旅立ちの昂揚を誘う”Water Plain”へと繋がり、夢の様な旅は終わりを迎える。どれも心地良い気怠さや白昼夢に包まれるような一時の現実世界からの逃避感覚があり、バレアリック・ミュージックの特性を活かしてそれぞれのタイトルや各曲の流れからEPながらも旅という世界観を作り、コンセプトのある作品としても素晴らしい。



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| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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