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Sad City - Shapes In Formation (Emotional Response:ERS025)
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昨年のレビューには申し訳ない事に間に合わなかったものの、2016年度のベストに選出したい程に聴く回数の多かったアルバムが本作だ。手掛けているのは北アイルランド出身、グラスゴーを拠点に活動するGary CaruthによるSad Cityで、Phonica Records Special Editionsからのたった2枚のEPが注目を集め、長らくアルバムが待たれていたアーティストだ。フィールド・レコーディングを多用しつつアンビエントとサイケデリアの幻想的な風景を描き出すそのサウンドは、現実と非現実が交錯する夢の狭間と言うべきか、立体的な空間が目にも浮かぶような音響を奏でている。アルバムも以前からの作風から変わる事はなく期待通りにフィールド・レコーディングを用いる事で、リアルな音楽体験をより打ち出す事に成功している。始まりは溜息のようなサンプルが反復する"Rain Call"、視界も歪むパルスのようなビートはカットアップしたような効果もあり、そこにドリーミーな上モノがぐっと情感を植え付けて微睡みの中へと誘い込まれてアルバムは開始する。現代音楽らしい静謐なエレクトロニカの前半から、雑踏の呟きのようなサンプルが反復しグリッチ的なヒップ・ホップのリズムへと変化していく"Pace, Movements I-IV"は、11分にも及ぶ壮大なサウンド・スケープを描き出す。細く鋭角的なリズムが用いられた"People + Plants"は最もハウシーな作風だが、ここでもフィールド・レコーディングは効果的に使用され、そして間を活かした繊細なグルーヴも相まって創造力をより働かせるような曲になっている。"Steady Jam"も12分近くの大作だが、朝の清々しい目覚めを呼ぶようなボーカル・サンプルとジャジーでロウなビートから始まり、徐々に輝かしく生々しいピアノが天上から降り注いだりする流れは、その剥き出し感強いサウンドが明るいロウ・ハウスにも思われる。特に"Smoke"ではサイケデリックな正にスモーキーな音響が覆い尽くす中に、凛とした電子音が散りばめられたアンビエントなディープ・ハウスで、何処か荒々しいエモーショナルなデトロイトのそれを思わせる作風だ。そしてアルバムは環境音が持続する"Water"と、ざらついたフィールド・レコーディングの中に不思議な呟きが挿入される"Again"の短い2曲で、旅の終わりを示唆するように儚く音が消えていく。全編おしゃべりのようなサンプリングや環境音が用いられる作風は、それにより現実的な体験を強くする効果とサイケデリックな感覚をより強くし、Sad Cityの儚くも美しい桃源郷への旅へと誘うのだ。アナログ盤にはダウンロードコードも付随しており、そちらでボーナス・トラック3曲も落とせるようになっているので、アナログリスナーには是非アナログ盤の購入をお勧めしたい。



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| ETC4 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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