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2016/12/9 Danny Krivit Celebrating 45 Years of Djing presented by King Street Sounds @ Vent
Body & Soulの‥という説明は最早彼の音楽性を説明するには蛇足にしかならないかもしれない。ダンス・ミュージックに於ける生き字引、NYのシーンをアーティストとしてではなくDJによって生き抜いてきた生粋のDJであるDanny Krivitが、遂にそのキャリアの45周年を迎える。ディスコやハウスに対して実直に向かい合いながらも決して歩みを止める事はせず、(流行に寄り添うのではなく)その時代の新しい音楽も吸収しながらクラシカルなスタイルによってDJの素晴らしさを表現するDJであり、物珍しさはないからこそDJとしての本質的な才能によってこそ評価を受ける。そんなDJとしての45周年を祝う一夜では7インチセットも披露されるのではと珍しさもあるが、日本からはハウス/ディスコの魅力を普及させる事に努めているDazzle Drumsも参戦と、間違い無しのパーティーが表参道の新しいクラブであるVentで開催となった。
24時半頃現地入りすると既にDazzle Drumsがメインフロアでプレイ中で、ハウスにしては随分と硬く太いキックを用いて土煙舞うようなアフロ・パーカッシヴな選曲し、アッパーではなくともズンドコと力強い攻めを見せる。そこに90年代フレイバーたっぷりな"Sax In The Ozone (Ozone Dub)"でアフロながらもソウルフルな曲をミックスし、更には情熱的なボーカル・ハウスも繋げて魂の揺さぶりを誘う流れへと移行する。ハウス・ミュージックという感情的な音楽に対してVentのフロアの内装の雰囲気は、やや都会的でクール過ぎる気もするが図太い響きには体感的な圧力もあり、十分にグルーヴィーな響きを産み出している。特に"The Way I Feel (4 Daye Club)"のような硬めのハウスではそれが顕著で、太めのキックが杭を打ち込むような迫力があり、そしてエモーショナルな旋律が胸を熱くする。そんな流れの中にPeople's Choiceの"Here We Go Again"で突如煌めくディスコ空間を創出し、またはハウスのビート感にポップな雰囲気のあるWhitney Houstonの"I'm Your Baby Tonight (Mr. K edit)"を用いてちょっとして転調で懐かしさを誘い、その上ゴージャスなシンセを用いた古いシンセ・ファンクも投下して一気に時代を遡りつつ、しかしどれも歌を丁寧に聞かせるプレイがDazzle Drumsらしくある。そこから自然な流れでラテン色もあるメロディアスな歌ものへと帰還し、次第にフロアを温かく包み込んでぐっと感情の昂ぶりを誘発する。そこからのソウルフル・ハウスの流れが素晴らしく、感情を吐露するボーカルが空間を彩り強烈なビートが肉体を刺激し、躍動感あるグルーヴと魂を刺激する熱量が増していく。Louie Vegaによる"See Some Light"もその勢いを引き継いで疾走しつつメロウな感情でフロアを満たし、"Your Dream is My Dream (Jon Cutler Mix)"の情熱的な歌と美しいピアノの絡みが哀愁を醸すハウスでぐっと温かみを増し、もうフロアはパーティーの興奮の真っ只中だ。どんな曲調であれ歌を軸としたプレイにはソウルフルな音楽性があり、Dazzle Drumsらしさを的確に表現しつつ早い時間帯のフロアの雰囲気をしっかりと作り上げる事に寄与していた。

Danny Krivitが始まる頃にはフロアは人で埋まり、プレイの開始直前にはキャリア45周年を祝うバースデーケーキも登場してみんなでDannyを祝う。その後は直ぐにプレイを開始し、最初にアフロ・パーカッシヴなビートのみのイントロで引っ張りつつ、そこから囁くような可愛らしくもソウルフルな歌ものハウスをプレイし、奇を衒う事なくクラシカルな直球攻めだ。耳に残るメロディアスな旋律やすっきりとした躍動感のあるハウス・グルーヴで、派手ではなくともしっかりと心をわし掴みにする丁寧なプレイだ。そこからも熱過ぎる事なく爽快な空気を放出する如く爽やかなハウスを繋いで、フロアの雰囲気を上手くコントロールする盛り上げ方は長い経験に裏打ちされたものだ。DJ Kemitの"Buckle Up"など軽快に走る4つ打ちと爽やかな歌による展開はぶれる事が少なく、丁寧なミックスと自然な流れを尊重しつつ、その持続感によって時間が経過する毎にスピード感を増すようだ。この流れでハウス一直線と思いきやまさかのイタロ・ディスコな"Problèmes D'Amour"を突っ込んできて、辿々しいビートで一旦勢いを落としながらもファンキーな曲調が腰をくねくねと揺らす。そこからは暫くシンセ・ファンクなりガラージ系などでしっとりとフロアをセンチメンタルなムードで落ち着かせつつ、The Clashの"The Magnificent Dance"のダビーかつレゲエ調なディスコで穏やかなトリップ感を作る。実はここら辺の古い曲調のセットは7インチセットだったようで、4つ打ちに拘る事なくファンクやディスコなど生の強烈なビートが炸裂する曲を中心に、さくさくとテンポよく紡いでいく事でハウスのロングミックスをじっくりと味わうのは異なる楽しい体験だった。いわゆるDJツール的な曲でないにもかかわらず流れを壊す事なく違和感なく繋ぎ合わせ、古き良き時代という音の共通項によってフロアにも笑顔が溢れていて、非常にハッピーな時間帯だったと思う。回転するミラーボールからの光がフロアを照らし出し、愛くるしい歌が聞く者を幸せにする。そして徐々に4つ打ちのディスコへと戻り規則的なリズムを刻み出すと、垢抜けない音ながらも和やかな雰囲気の"Voodoo Ray"からエモーショナルなハウスの名作である"Closer (Frankie Foncett Dude Mix)"をプレイしハウスへと戻るかと思いきや、まだまだ7インチセットは継続中のためディスコやファンクなどへと再度突入。またはEno &Byrneによるエスノ・ファンクな"The Jezebel Spirit"でジャンルの壁を越えながら楽しませたり、Curtis Mayfieldによる野性味溢れるファンク・チューンの"Get Down"で強烈なグルーヴを打ち鳴らしたりと、7インチセットは普段のハウスプレイとは異なるさくさくとしたテンポの良さが際立っていた。朝方にはハウスへと戻り底の深さを感じさせる大らかなプレイで、熱狂的に騒ぐと言うよりは心温まるプレイに笑顔が自然と溢れるような音楽性を披露し、途切れる事のないグルーヴを刻みつつ…当方は疲労のため5時過ぎにはパーティーから離脱。ハウスのパーティーはロングセットが魅力でありもっと楽しみたかったのも事実だが、7インチセットという新鮮なプレイもあったおかげで十分に踊り楽しむ事も出来たりと、充足した一夜であった。

■Danny Krivit - Expansions Nite:Life 011(過去レビュー)
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