CALENDAR
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Daniel Avery - DJ-Kicks (Studio !K7:K7342CD) | main | BEST OF 2016 >>
2016/12/28 THE OATH -Year's End Special- @ Oath
年末になれば休みに合わせて面白そうなパーティーが増えてくるが、本年度の最後に選んだパーティーはXtalとGonnoによるThe Oathの年末度スペシャル。今となっては海外でも注目を集めるまでに躍進したGonno、そしてTraks Boysやポップスバンドの(((さらうんど)))としても活動しながら今年初のアルバムを完成させたXtal、その二人だけのロングセットを小箱であるOathで体験出来るのは、逆に贅沢で貴重なものだろう。大箱とは客層も雰囲気も異なる場所で、パーソナリティー性が強いに違いないプレイを聞きに、Oathへと足を運ぶ事にした。
24時半頃に現地へと到着すると、既に客入りは十分。昨今のOathは外人率が高めなのはいつもの事だが、この日の早い時間帯はそれが5割程だっただろうか、日本に遊びに来る外人にとってOathは特に認知されているような気がする。安価なエントランス、程良い大きさだからこその自由感、音を楽しむ事に対する感覚に長けた客層、そして小箱にもかかわらず素晴らしい音質と人気なのも至極当然だ。そんな中でXtalはテクノとハウスの境目を埋めるプレイが中庸的だが、暗さに沈み込む事なく持ち味にも思われるオプティミスティックな雰囲気を発している。明るめのテクノから民族的な訝しいハウス、鈍いベース・ラインが這いずり回るアシッド・ハウスもプレイし、じっくりと各曲を丁寧に繋ぎながらも目まぐるしく曲調が入れ替わる。が、プレイが散漫にならないのは前述の楽天的な雰囲気によってそれぞれが結ばれるからで、パワフルかつディスコティックな"Happy, Hippie, Hifi"では光の粒子が弾け回るような輝きの真っ只中に連れ込まれる。そこに繋げたのは初期シカゴ・ハウスのThe Itによる"Donnie"itで、どたどたとした垢抜けないビートが炸裂し一気にファンキーな転調を見せ、"Slackness & Sax"のようにオールド・スクールなハウスもプレイするなど、ややテンションを落ち着かせながらトリッピーな曲調が続く流れへ。決して勢いにだけ頼る事はなく、リズム感やメロディーに変化をつけながら楽しませようとする意志が伝わってくるプレイだ。特に盛り上がったのは爽快なタブラが炸裂するツール系のトラックから、The People In Fogの"Higher"へ繋げたファンキーなシカゴ・ハウスの流れで、疾走するグルーヴに揉まれそこにいた人達が一体化する感覚もあった。ここら辺からは丁度ピークタイムとあってかxtalも派手めの選曲を行い、キレのある勢いにのったテクノや揺れるブレイク・ビーツ気味のハウス等で、真夜中の興奮を呼び起こす。そんな中での混沌を巻き起こす官能的な"I Called U (The Conversation)"から甘い夢の中を彷徨う”XTC”を繋げる時は、多幸感が最高潮へと達した瞬間だった。あれよあれよといつしかピークへと達する上手いプレイで、フロアは喧騒の中にある。

そこからGonnoへとバトンタッチすると、粘り強い四つ打ちと若干のアシッドも響く”Troublermxshort”で開始し、無骨な雰囲気でじわじわとした攻めを行う。野太いというか粗野というか、粗い質感ながらも感情を曝け出したハードさがあり、早くもギアを入れてグルーヴは加速し圧力が押し寄せる如く高まっていく。跳ねるリズムと魂を揺さぶる熱い感情のハウスはゴスペル的なファンキーさがあり、特にKristine Wの"Land Of The Living"の感情的なハウスは魂の叫びにも感じられる。常に閾値を越えんばかりの熱気を放出し、迷いなく駆け抜けるプレイは肉体も魂も揺さぶっていく。そんなハウスの序盤から、中盤はやや勢いを抑制しながら更にソウルフルな響きを重視したハウスが中心となる。Chez Damierのボーカルサンプルが前面に出たダブ的なディープ・ハウスの"KMS049 A"はグルーヴ感重視だが、ピアノのコードが麗しく展開し控えめにしっとりした感覚も含んでいる。激しさの中にも情熱的な鳴りを込めるプレイは、制作する作品に対しても感情を隠す事なく込めるGonnoらしい性格が実直に伝わってくる。やや抑えた展開のソウルフルな時間帯から、再度激しく血が滾るどハウスの流れへと戻ると、その振り幅の分だけ猛々しい熱さと激しさが強く体へ浴びせられフロアのテンションは全く切れる事がない。Nebraskaの"The Mountains"の曲もフィルター・ハウスらしい輝かしくも激しさが増して、ドコドコと強靭なグルーヴを生み出す。ハウス一直線の迷いなしのソウルフルかつ骨太なプレイは、永遠に消える事のない炎が燃焼するようでもあった。

その勢いを引き継いだXtalは一回目のプレイと異なり熱量の高いハウスで攻める。一回目よりも確実に熱気を発し、感情爆発なハウスセットによる高いテンションでがつがつとした攻めを行う。古典であるEarth Poepleの"Dance"もプレイするなど攻めの手を緩める事がなく、出し惜しみせずにフロアに燃料を投下する。そのソウルフルな流れから次第に華麗な電子音によるテック・ハウスで爽快に疾走し、何となくではあるが次第に朝の近付きを予感させるような朝焼けのムードに染めていく。事実"Nervous Track"も投下され涼風を舞い込む爽やかなブレイク・ビーツが刺激的で、そこに続いたダビーなパーカッションとスティールパンの響きが心地良いハウスも含めて、間違いなく空気は緩みながら朝の開放感が増していく。そしてしなやかなブレイクが炸裂するジャズ・ファンクな"Los Conquistadores Chocolates"で一気に朝方の雰囲気へと突入すると、そこからは真夜中を越えた先にある光の中へと戻っていく。特にゴスペル的な黒く熱い叫びのような"Freedom (Make It Funky)"、そこから高らかに祝福を宣言するようなPhase IIの"Reachin'"のポジティブな光に満ちる流れは、体の隅隅まで清涼な空気が行き渡るようでドラマティックな時間帯だ。

そして再度Gonnoが登場すると、一転してローファイでぎこちないアシッド・ハウスを投下。凶悪で粗暴な響きで、そこからも微かにアシッドを混ぜたり、厳つく角ばったビートのハウスで鳩尾にブローを喰らわせる。もっさりとしたビートやヒプノティックな上物、剥き出し感のある音質が、荒々しくも脳髄を撹拌するようにドープな感覚を作り出す。Xtalに比べると明確なメロディーや開放感は少ないものの、クラブという何かいかがわしい場所にぴったりな危うい雰囲気があり、曲調を揃える事で途切れる事のない持続感を生んで嵌めていく。次第に闇を抜け出すように明るいメロディーも浮かび上がり、心脇踊る多幸感の中へ。キャッチなピアノコードが展開するガラージ系の"Happy Song (4007 Original Mix)"では祝福するようなゴスペル・ボーカルがうなり、良い意味での古典的なハウスは朝の幸せな時間帯にこれ以上なく響き渡る。この日はGonno自身もハウスと決めていたのだろうが、こんなにもGonnoはソウルフルなのかと再認識させられた新鮮な夜になるとは思いもしなかった。当方は7時半過ぎにはパーティーを離れたもののまだまだフロアには多くの人が残っていたが、GonnoとXtalの二人だけがプレイした夜にもかかわらずこんなにもパーティーが盛り上がっている事に嬉しい気持ちを隠さずにはいられず、本年最後のパーティーを心から楽しむ事が出来た。

■Gonno - Remember the Life Is Beautiful(過去レビュー)
Gonno - Remember the Life Is Beautiful
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)

■Xtal - Skygazer(過去レビュー)
Xtal - Skygazer
Amazonで詳しく見る(日本盤)
| EVENT REPORT6 | 23:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 23:00 | - | - | |

コメント
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2018/03/24 6:29 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/4042
トラックバック