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John Beltran - Everything At Once (Delsin:dsr-d4-cd)
John Beltran - Everything At Once
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デトロイト・テクノ随一のアンビエント・マスターであるJohn Beltran。ロマンティックで甘美なテクノから有機的で柔らかいラテンやフュージョンまで、時代によって多少は音楽性に変化を加えつつも、どの作品に対してもアンビエントな感覚を必ずと言ってよい程に込めて夢に溺れさせるような世界を展開する。近年その活動は再度活発になりオランダのデトロイト・フォロワーであるDelsin Recordsと手を組み、新作やベスト盤にコンピレーションまで多数の作品を送り出している。そして2015年には映画音楽に影響を受けた『Espais』(過去レビュー)をリリースし、ビートレスな作風はフロア対応型のテクノからは距離を置きつつも荘厳で耽美な響きは正にBeltranであるものを主張していた。新作も雰囲気的にはその路線を引継ぎつつも、IDMやポストロックにダウンテンポの要素を用いて幾分かはダンス側に振り戻っている。アルバムの始まりこそ抽象的なアンビエントの面影を残すビートレスな"Under This Sky"ではあるが、続く"Faux"では弦楽器を爪弾きするような音色とアトモスフェリックな電子音が絡み合いながら、そこに複雑で生々しいビートが入り込んでくると何だか90年代のインテリジェンス・テクノを思い起こさせる。タイトル曲の"Everything At Once"はすっきり爽快な4つ打ちに何処までも開放的な音響があり、しかし牧歌的で柔らかい有機と電子の狭間のような音の質はフォークトロニカ的だ。ピュアな電子音のメロディーと繊細なブレイク・ビーツによる"Mother"も往年のUK系インテリジェンス・テクノの現代版と言うべきか、そしてBeltranらしい叙情性が加わっている。完全電子化する前のKraftwerkのカバーである"Tanzmusik"も、だからこそオリジナルのBeltranの淡い叙情性と自然と適合しており、元の曲の雰囲気を引き継いだ透明感に満ちた水彩画のような綺麗なリスニングになっている。アルバム後半には感情の昂ぶりが最高潮に達する"Dream Lover!"が待ち受けており、しなやかで弾力のあるリズムが弾け希望を高らかに告げるピアノが染みるアンビエント・ジャズとでも言うべきか、この生命力が満ちた自然との調和を思わせる音楽性はBeltranだからこそだろう。リスニング系からダンスまで適切に盛り込まれたアルバムだが、どれも光の粒子が飛び交うような煌めきや白昼夢に溺れるような快適性があり、デトロイトきってのアンビエント使いは伊達ではない。但し欲を言えばもう少しテクノ寄りなり、ダンスを意識した作風へと回帰してくれたら、そう活動初期の青々しくも刺激的な音楽性もたまには聴いてみたいとも思う。



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