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Fred P. - Sound Destination (Soul People Music:SPMBLP002)
Fred P. - Sound Destination

NYを拠点に活動するダンス・ミュージックのFred PeterkinことFred P.は、Black Jazz ConsortiumやFP-Oner等複数の名義を用いてアンビエントとエモーション豊かなテック・ハウスを手掛ける事では随一のアーティストで、特に今人気が絶頂にあるのは間違いない。事実、多くのアーティストからリミックスを依頼され、彼のリミックスが収録された新作EPを見ない月は無いと言っても過言ではない程だ。DJではあるがトラックメーカーとしても活発に活動しており、アルバム/EP共に早いペースでのリリースを継続しているが、どれもフロア仕様かつリスニングにも耐えうる万能性がある点も評価の一因だろう。本作はそんな彼が2015年10月に突如としてSoundCloud上で公開していた作品で、いつしかウェブからは姿を消したものの2016年の中頃になって目出度くLP化されたのだ。制作は2012〜13年頃で古い作品を掘り起こした内容らしいが、彼の作品の中でも最も瞑想的なアンビエント性がありそこに生っぽいジャズ・グルーヴを組み合わせた音楽性で、深遠な世界を展開する事でリスニングとしての快適性が発揮されている。始まりの"Countryside Train Ride"はビートレスな正にアンビエントで、アトモスフェリックなパッドが揺らぎ笛の音などの有機的な響きが微睡みの中に引き込んで行く。続く"Leaving You Behind"は柔らかく繊細なジャズのリズムが刻まれ、そこに霧のような淡いシンセや癖のあるベースが水飛沫が飛び交う爽快な森林の中の雰囲気を思わせ、滴り落ちるピアノは神々しい光の木漏れ日のようだ。そして宗教的にも神秘的なアンビエントの"Dark Halls"を通過し、原始的なパーカッションが穏やかになりフォーキーなサウンドが落ち着いたダウンテンポとなる”Longing For You”、ざっくり生っぽいジャズーグルーヴが昼下がり3時の微睡みに誘う"Watch Over"などが待ち受けており、やはりそのオーガニック性とジャジーなビートが本作の肝だろう。短い曲が中心のアルバムに於いて"Berlin Sunrise"は13分にも及ぶ大作で、こちらは普段のFred P.らしい穏やかで幻想的な霧に包まれるようなディープ・ハウスなのだが、キラキラとした星の瞬きのような音も散りばめられており、いつにもまして静謐で神秘的だ。元々特徴でもあったアンビエント性はより存在感を増し有機的なグルーヴと融け合う事で、Fred P.流のフューチャー・ジャズとでも呼ぶべきアルバムとなった。斬新な音楽性でもなければ流行とも無縁の本作は、半ばクラシカルな佇まいさえ発している。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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