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2017/4/29 Choutsugai presents Harvey Sutherland Japan Limited Album Release Party @ Circus Tokyo
2016年の初来日から1年、オーストラリアはメルボルンの昇り龍であるHarvey Sutherlandが待望の再来日を果たす。昨年と同様にCHOUTSUGAIのパーティーに出演となるものの、今回は前回と変わりオールナイトでの開催となり、更に日本からはトラックメーカとして海外でも名を馳せるTakuya Matsumoto、Xtalのディスコセット、ブロークンビーツからブギーなディープ・ハウスにはプレイに定評のあるSayuriらも集結し盤石の体制だ。
のんびりとパーティーへと参加すると既にTakuya Matsumotoがプレイ中。彼らしいメロディーを大事にした性質を軸に、ころころと転がり落ちるような細かいリズムやまたは跳び跳ねるようなビート等を用いて、さくさくと目まぐるしく何か一本筋の通ったと言うよりはその動きの多さで揺さぶっていく。ディープ・ハウス、テクノ、ブレイク・ビーツ、ヒップ・ホップ、曲毎にリズムは驚く程に変化させてどんどん展開を広げるが、どれも何かセンチメンタルな要素というか侘しさを感じさせるのがMatsumotoの個性として現れている。自身の"Souvenir"もプレイしてたが、しんみりとしたエレピのコードや女性の声が切なさを誘いつつ力強い4つ打ちで揺らし、それ以降はリズムに強みを増しながら可愛らしさや美しさの際立つメロディで彩り、情緒的な雰囲気でフロアを満たしていた。

そこからSayuriは始めから勢いはトップに持っていくような流れで、ややハード目のディープ・ハウスというかテクノというか、粗削りな音も打ち出してフロアを濁流の勢いで飲み込んでいく。Matsumotoの明るさとは逆にどんどん深い闇の中へと潜っていくような真夜中のパーティーらしいプレイで、最初に激しい勢いで心を掴んだら途中からは勢いは抑制しつつ、Inverse Cinematicsの"Be Yourself"の生々しくも耽美なディープ・ハウス等でフロアを優美に染めていく。勢いだけではない、ハーモニーやメロディーによって着実に耳を引き付けつつ、中にはやはりグルーヴ重視のハウスで肉体を強く揺さぶり、押しと引きを上手く織り交ぜたプレイで熱く盛り上げていく。自然な流れを損なわずにハードとエモーショナルの交錯によりフロアの緊張感をキープしつつ、終盤はこの後のライブに向けて気分を盛り上げるように高揚感を強める大らかなコズミック系のハウスも用いてあっという間の1時間を駆け抜けた。

ライブの前にはBroken Sportのダンスショーケースが催されていたが、時間通りにHarvey Sutherlandが登場。海外では電子バイオリンやドラマーも加わった3人体制のバンドながらも、日本ではSutherland一人のようだ。しかしJuno 60やPCに他にもシンセサイザーを用意しており、ライブののっけから分厚い音を出すアナログシンセをがんがんプレイする"Clarity"で開始する。ディスコかシンセ・ファンクか、ゴージャスな光沢感を纏い煌めくような旋律を描く。キーボードもプレイしながらエフェクトでダブ的処理も加えたりと、単調に陥る事なく反復のマナーを尊重しつつもライブ感ある味付けを加えていく。やはりその美しくメロウな旋律が耳を魅了するが、ざっくりと生々しいドラムマシーンや動きの多いベースラインもファンキーな要素として際立っている。そして中盤に差し掛かる頃に飛び出した"Bravado"、うきうきと心が弾けるブギーでファンクでディスコな曲。豪華で贅沢な楽器の響きもあってフロアの反応も特別強く、その優美でメロウなシンセには酔いしれてしまう。そこからの中盤はダブ・トラック的な雰囲気もあるような、"Q3"等やや地味でツール性の強い曲が中心にフロアを引っ張って行く。展開を抑えてミニマルな性質で引っ張っていく時間帯、ただ賑やかで派手派手しいだけではなく溜めを上手く盛り込んでいく。しかしそれを通り過ぎれば再度ゴージャスなシンセが暴れまくり、途端に切なさと華麗さが爆発しぐっと郷愁モードのブギーなハウスへと突入。そこに続くミニマル・テクノのようなやや硬めの4つ打ちから、しなやかなストリングスが舞い踊る"Priestess"へと繋がり明るいコード展開と耽美な旋律が弾け、フロアには嬉々とした笑みが溢れてくる。生々しいドラムが強く打ち鳴らされシンセは躍動的に揺れ動き、非常にライブ感のある曲だ。更にそこからのファンキーかつソウルフルな鍵盤プレイが披露された"Bermuda"の流れはもう言葉を失う程にエモーショナルで、Sutherlandの感情性豊かな要素が爆発した瞬間だった。期待通り、いや期待以上の陽気さと耽美さに、そしてドラマティックにさえ展開するエモーショナルな音楽性のライブは、当然の如く多くの人を魅了してアンコールが鳴り止まない。ファンに声に応えて最後に図太いドラムがけたたましく響く曲をプレイし、充実したあっという間の1時間のライブは終了。

パーティーを閉めるのはXtalだが、この日はディスコセットとの前振りだった。当然の如くいきなりGary's Gangによる"Showtime"で賑やかなお祭りの祝祭感に包み込む。朝方の多幸感、闇を抜き出た先にある光、途端にフロアはハッピーなお祭り気分だ。ディスコセットと銘打ってあるだけあって全く躊躇なくクラシカルなディスコの連発で、ゴージャスなコーラスや派手な管楽器の音色、中には快楽的なシンセベースのディスコもあったり、またはダブ的ディスコというかパーカッション乱れ打ちなものまで、ディスコと一言で述べるには困難な位に幅を広げて楽しませてくれる。生で温かみのありライブ感の強い曲をこれでもかとミックスしながらも、現在のダンス・ミュージックにも負けない荒削りながらも一本筋の通ったグルーヴも生み、クローズに向けてフロアのテンションは落ちるどころか残っている者達の弾けるパワーも相まって更なる高みへと上り詰める。終盤はしなやかなストリングスが空を駆け巡るように壮大に響き渡る曲でディスコの底抜けな多幸感が広がり、正に朝日が上り始める朝のフロアには最適な流れだったが、そこから最後には"Love Talkin (Honey It's You)"の流れにもう自然と笑みがこぼれてしまう。パーティーの踊り疲れたラスト、日曜の気怠い朝の時間に、その流れは誰だって癒されるに違いない。嘘偽りのないディスコセットは楽しさと幸せに満たしてくれるもので、清々しい気分でパーティーを後にする事が出来た。

■Harvey Sutherland - Harvey Sutherland(過去レビュー)
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