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Lord Of The Isles - Parabolas Of Neon (Firecracker Recordings:FIREC021)
Lord Of The Isles - Parabolas Of Neon

2016年の暮れにはESP Instituteから待望となる初のアルバムをリリースしたNeil McDonaldことLord Of The Isles。スコットランドからのこれからを担うアーティストの一人である事は間違いなく、ニューディスコからテクノにアンビエントやバレアリック等の多彩な音楽性を披露する事が、CatuneやMule MusiqにPermanent Vacation等一つのレーベルに絞る事なく幅広い活動をする事に繋がっているように見受けられる。過去にはShevchenkoやUnthankといったエジンバラのカルトレーベルであるFirecracker Recordings関連のレーベルからも作品をリリースしていたが、ここにきて今度はそのFirecracker Recordingsからミニアルバムをリリースした事で、その音楽活動はより活発になっている事を匂わせる。6曲が収録された本作はダンストラックもあればビートレスな曲もあり、ミニアルバムという体制の中でLord Of The Islesの多様性を表現している。"Sunrise 89"はTB-303のアシッド・ベースの音だろうか、毒々しくうねるベースラインも用いたアシッド・ハウスに接近したダンストラックで、ざらついて錆びたようなハイハットやスネアのロウな質感も相まって荒廃した風景を覗かせるが、Lord Of The Islesらしい流麗なシンセのメロディーは悲しげながらも情緒を漂わせる事でディープな雰囲気を作っている。そこから暫くは短い尺の曲が続くのだが、奇妙な効果音が吹き荒れる中に荘厳なパッドが浮かび上がるアンビエント・テイストな"Beatha"、逆に牧歌的でのどかな響きのポリシンセらしき音が教会の中でレクイレムを奏でるような"An Stuc"と、この流れは想像を刺激するシネマティックな音楽性も。そのままB面へと続いても透明感に満ちた綺麗な岩清水が溢れ出すようなシンセがトロトロと続く"Bryte"、荘厳で宗教的な神秘性が開花して美しいシンセストリングスに満たされる"Tocpe 28"と、ビートレスな作風ながらも静謐な壮大さが待ち受けている。そして最後はタイトルトラックである"Parabolas Of Neon"だが、ここでまた静かに4つ打ちを刻みだし控えめなアシッド音を下に悲しみの中から希望が湧いてくるようなバレアリック感溢れるアンビエント・ハウスを展開し、最後の最後で救われるようなアルバム構成だ。Firecrackerからのリリースという背景もあるのだろうが、他のレーベルからの作品に比べると思慮深くスピリチュアルにも思われる本作、Lord Of The Islesの魅力がふんだんに詰まっている。



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