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Jimpster - Silent Stars (Freerange Records:FRCD36)
Jimpster - Silent Stars
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ロンドンにてジャズやディープ・ハウスがクロスオーヴァーするFreerange Recordsと、そしてそこから漏れよりフロア志向なDelusions Of Grandeurと、その両レーベルでは世界各地の才能あるアーティストを長年に渡って送り出してきた良質なレーベルだが、そのレーベルの方向性を決めるのが主宰であるJamie OdellことJimpsterだ。DJでありレーベルのマネージメントも行い、そして過去にはインプロビゼーション・バンドであるThe Baysの一員のプレイヤーとしても活動するなど、その音楽性は正に彼が運営するFreerangeのように幅広く柔軟だ。そして当然と言うべきか彼によるこのニューアルバムはFreerangeというレーベル性を象徴するようでもあり、モダンなダンス・ミュージックを基調にしながらも様々な要素が詰め込まれている。アルバムはいきなり華麗なピアノが滴り落ちる"Migrations"で始まり、生っぽい質感も活かしたジャジーかつヒップ・ホップ感もあるざっくりしたビートで、生温かくしっとりとした質感が広がる。続く"Yansa"はエレクトロニックな響きも活かしたディープな味があるが、ビートを抑えながらしなやかに伸びるシンセ・ストリングスも用いて溜めを作っていて、DJならば一旦のブレイクに用いるような作品か。そして"Crave"ではボーカルも起用したフロア寄りの端正なディープ・ハウスを披露しているが、そうは言っても前作よりもしっとり情緒強めでソウルフルかつエモーショナルな成分が前面に出ている。"Sylvanshine"ではビートを入れる事はなく、手弾き風なエレピのフレーズや優美なシンセのシーケンスを用いて、激しいビートが飛び交うフロアの狂騒から離れるように白昼夢に浸らせる。また、乾いたタムの音が爽快感を生みメランコリーなシンセやピアノがバレアリック感に染めるスローモーなハウスオの"The Sun Comes Up"、グッとテンポを落として甘い吐息を吐くようなモダン・ソウルを展開した"Everytime"、フォークとエレクトロニカの中庸的な牧歌的ムード溢れる"Under Wraps"と、アルバムは自然と多方面へと広がりを見せている。そのどれもが優美で華麗、そして温もりで満たされる情緒がこれでもかと詰め込まれており、意識的にダンスフロアと言う枠を飛び越えて普遍的なリスニング性の方向へと向かっているようだ。ダンス・ミュージックである事に異論はないが、フロアの興奮や熱気とは別に耳をじっくりと傾けてシネマティックな世界観に引き込まれるドラマ性は、静寂が続く真夜中の部屋の中で聴きたくなる。



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