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The Orb - The Cow Remixes - Sin In Space Pt.3 (Kompakt:KOMPAKT 363)
The Orb - The Cow Remixes - Sin In Space Pt.3
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アンビエント・テクノの大御所であるThe Orbによるニューシングルは、アルバムからの作品をリミックスするシリーズ『Sin In Space』の3作目、今度は2016年にリリースされた目下最新アルバムである『COW / Chill Out, World!』(過去レビュー)から異なる3曲をそれぞれKompakt関連のアーティストがリミックスするという、全てにおいてKompaktカラーが打ち出されたのが本作だ。リミキサーにはテクノに於いてシューゲイザーの代表格であるThe Field、メランコリーな作風を得意とするDave DK、Kompakt古参の一人であるJorg Burgerと名実共に充実した面子が揃っているが、そのラインナップに負けない音楽的にも充実したリミックスが揃っている。いかにもなりミックスを提供しているのがThe Fieldによる"9 Elms Over River Eno (The Field Remix)"で、彼らしいループによる反復性、霞がかったようなシューゲイズな響き、そしてThe Orbに倣ったような環境音をコラージュのように配しながらスローモーなバレアリック風味に仕立てた音楽性は、原曲とは方向性を変えながら見事な開放感や多幸感を演出している。が後半は最近のThe Fieldらしい抽象的なサイケデリアの世界へと突入し、混迷を極めていく。"4Am Exhale (Dave DK Accellerator Mix)"も初っ端にThe Orbらしい牛の鳴き声のサンプルを用いているのはご愛嬌か、しかしそれ以降は原曲にはない整った4つ打ちをベースにオーロラのように極彩色なシンセを用いて幻想が広がるドリーミーな世界を構築し、Dave DKらしいメランコリーな音楽性を見事に反映させている。"5th Dimensions (Jorg Burger Dschungeloper Mix)"はノンビートな原曲から打って変わってシャッフルなリズムを導入してリズミカルに揺れだしディスコやブギーな感覚を得て、上モノは大幅には変わらないもののアンビエントな曲調が見事に肉体的なグルーヴ感を得たポップなダンス・トラックへと生まれ変わっている。面子が面子だけにどれもKompaktらしい音楽性、どれも各々のアーティスト性が打ち出されており、想定内ではあるものの期待を裏切らない良作が揃っている。



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