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Various - Turn On, Tune In (Lullabies For Insomniacs:LFI 005)
Various - Turn On, Tune In
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2016年にオランダはアムステルダムにて設立されたLullabies For Insomniacsは、ラジオショウやポッドキャストから進化したレーベルで、クラブで機能するダンストラックではなく実験的でアバンギャルドに向かったリスニング向けの音楽性として一貫している。設立から間もないがリリースペースは早く、その動きと呼応するようにレーベルの音楽性を示唆するコンピレーションが早くも今年4月に届けられた。本作にはLullabies For Insomniacsから過去に作品を出したアーティストも含めて7人の作品が収録されているが、確かにどれもこれも一筋縄ではいかないユニークさを持っている。The Magic Carpathiansによる"Thalassa"は悲壮感漂うピアノを軸にエキゾチックなベルの音や不気味な電子音も使用され、クラシックやネオフォークの範囲に収まりそうだが、何処か陰鬱なムードに心は晴れない。
アンビエント的であるのはUnearth Noiseの"Immortality Spell"で、不鮮明な電子音のドローンを用いつつそこにギターらしき音でフリーなソロを被せていくだけの展開のほぼ無い曲だが、普段テクノを聞く耳からは親和性が高い。Sugai Kenの"Bantotenmoku"は過去にリリースされたアルバムに収録された曲だが、フィールド・レコーディングらしき環境音と優しいシンセのリフレインに晴々しいトランペットの音を合わせたアンビエント・ジャズと呼ぶべきか、寺院を思わせるようなスピリチュアル性もあり、日本という国の風土さえも喚起させる世界観がある。同様に風土の音が反映されているのがGeorgiaによる"Mist ∞ Skat"で、NYのチャイナタウンで制作する事が反映されたように中華風なメロディーや打楽器によって長閑な情景が浮かぶリラックスしたリスニング曲。Electroscopeは1996〜2000年に活動していたバンドのようで、本作には1999年作の"December Moods"が収録されている。VCS3シンセサイザーを用いた制作が特徴らしく、霞となって消えそうなボーカルと不安定なシンセの音、そして混沌としたサックスによって退廃的なムードが出現する。年代もジャンルもばらばらではあるので纏まりには欠けたコンピレーションだが、レーベルの実験的な精神を指し示すコンピレーションとして聞く者にそれは正確に伝わるではあろう内容だ。勿論ホームリスニングとしても心地良い時間を約束してくれる。



Tracklistは続きで。
01. The Magic Carpathians - Thalassa
02. Unearth Noise - Immortality Spell
03. Sugai Ken - Bantotenmoku
04. Georgia - Mist ∞ Skat
05. Bear Bones, Lay Low - A Pond Of Possibilities
06. Million Brazilians - VI
07. Electroscope - December Moods
| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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