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Frequency VS Atkins - Mind Merge LP (Out Electronic Recordings:OUTA05)
Frequency VS Atkins - Mind Merge LP
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デトロイト・テクノのパイオニアであるJuan Atkins、そして同じくデトロイト・テクノの大ベテランであるOrlando Voorn、決してデトロイトがかつての繁栄を保っていない中でベテラン勢の中でも逆に息巻くアーティストもおり、両者とも今尚そのテクノの聖地としての存在を守るように新作を制作し続けている。本作はベルリンにて2010年に設立されたOut Electronic Recordingsからリリースされたもので、Voornを含めたデトロイト系のアーティストによる作品もカタログに載っており、レーベルにはアンダーグラウンド性の強いテクノの方向性があるようだ。AtkinsとVoornという所謂タレント的な存在によるコラボーレーションと言う事であれば作品的にも何か特別なモノを求めてしまうのは自然かもしれないが、プレスによれば「デトロイトのエレクトロ、ファンク、テクノの美しい真髄」という通りで、決して派手な作品ではないが彼らしい正しくファンクネス溢れるオールド・スクールなテクノを創り上げている。アルバムはミステリアスな空気を生むメロディーとエレクトロ気味の、例えば故Drexciyaを思わせるようなビートを刻む"Beyond The Beyond"で始まり、深海を潜航するようなディープなレトロ・テクノが広がっていく。続く"Entourage"は如何にもなシャッフルしてスピード感のあるリズムがAtkinsやVoornのテクノらしく、ファンキーなグルーヴ感に合わせて初期デトロイト・テクノらしいSF的なシンセを聞ける事に安心する。"Pure Soul"なんかはAtkinsのInfiniti名義の音楽性であるミニマル性が打ち出ており、ひんやりクールなマシン・ビートが特徴だ。コズミック感を生む動きのあるシンセが続くタイトル曲の"Mind Merge"、どっしりと重いキックが骨太なグルーヴとなり鋭利なシンセのフレーズと一緒になりファンキーさを感じさせる"Spacewalkers"、細くも叩き付けられるような刺激的なビートのエレクトロである"Back To The Future"、本作の何処を聞いても恐らく最新のテクノの音を感じる事はないだろうが、これこそがデトロイト・テクノだと言うパイオニアの自負のようなものが込められているのではないだろうか。何か変わった事をするでもなく今までと変わらぬテクノ/エレクトロを披露する辺りに、自分達が育ててきた音に対する信頼があるのだ。



Check "Juan Atkins" & "Orlando Voorn"
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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