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Randolph - In The Company Of Others (Mahogani Music:M.M-39)
Randolph - In The Company Of Others
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普段だったら素晴らしい音楽であればアナログ盤をお勧めする私も、本作についてはデータ配信で購入を是が非でもお勧めするアルバム(現在は配信は停止済み)。2017年にMahogani Musicからリリースされたアルバムは、デトロイトのボーカリストでありベーシストでありプロデューサーでもあるPaul Randolphによる7年ぶりのアルバムだ。とは言いながらもリミックスなり過去の他アーティストとの共作を含んでいたりと、そしてアナログでは8曲のところ配信では28曲収録だったりで大幅に内容が異なっていたりと、いまいち立ち位置の分かり辛い構成ではあるが質に関しては文句は付けようがない。単なるハウス・ミュージックのアーティストではなく、ソウルやR&Bにジャズやファンクなどブラック・ミュージックと言う大きな観点で語られるべき音楽性で、だからこそアルバムもそんな多様な要素が散りばめられている。現在では配信は行っていないのでアナログに収録された曲について言及するが、初っ端の"Heavy (Richard Dorfmeister Rmx)"からして甘いメロウなボーカルとしっとり湿り気を帯びて生っぽい質感を活かしたR&B調のリミックスで、誘惑するような官能に引き込まれる。本アルバムの先行EPに収録された曲のリミックスである"Not Gonna Let (Rodney Hunter Rmx)"は、紫煙が揺らぐスモーキーな原曲よりもはっきりとざっくりしたヒップ・ホップ調のビートを強調しているが、元からあった妖艶なエレガンスの雰囲気は壊さずにリズミカルに仕立て上げている。自身がボーカルで参加した"Don't Take It Personal"は正確にはWahooによる曲だが、この胸を締め付けるような熱く感情性豊かなアーバン・ソウルでは、Randolphのシンガーとしての面も光っている。Dial 81による"Luminous Stasis"でもRandolphは歌を披露しているが、エレクトロ調のざらついたロービートのトラックに合わせ、艶っぽくも渋いボーカルでミステリアスなムードを引き立てている。そして原曲はP-Funk風にベースラインがうねりコズミックなシンセが弾ける曲も、"Shake House (Opolopo Mix)"では洗練されたハウス・グルーヴへと塗り替えられる事で、メロウでソウルな大人びた感性が強調されている。アナログだと僅か8曲のみ収録ではあるが、それでもRandolphのブラック・ミュージックを元にした豊潤なソウルは十分に感じられるだろう。尚、配信ではKez YMやKuniyuki、Charles WebsterやDez Andresのリミックスに未発表曲も収録されているので、間違いなく配信の方がお勧めなだけにリリースを停止したのが残念である。



Check Randolph
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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