CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Rhythim Is Rhythim - Icon / Kao-Tic Harmony (Vince Watson Reconstructions) (Transmat:MS 091) | main | Lars Bartkuhn - Elysium (Neroli:NERO 037) >>
2017/11/7 Jeff Mills x Terry Riley @ WWW X
現代音楽やミニマル・ミュージックにおける巨匠・Terry Riley、そしてダンス・ミュージックにおけるミニマル・テクノの開拓者であるJeff Mills、その個々の存在感は言わずもがなとても大きなものだが、なんとその二人が共演するという特別企画であれば話題となるのも当然だ。異なるジャンルからミニマルを確立した二人が一体どんなライブを披露するのか、そしてまた圧倒的な知名度を持つが故に逆にイベントありきの内容にならないか、滅多にないであろう機会に期待と不安が入り交じるライブへと足を運んできた。
フロアへと入ると人混みでステージは後方から全く見る事が出来ず、時折Jeff Millsの頭が現れたりするものの、様子を伺う事は全く出来ない。Terry Rileyは何処に居るのかと探したものの、どうやら居ないようで、結局後から分かったのはセッションをするのではなく別々にライブを行うのが今回の企画だと後ほど判明。JeffはドラムやシーケンサーにCDJ等を地面に置いてプレイしていたようだが、後方からは全く確認出来なかったのでこれはネット情報である。ライブ内容は春頃リリースされた『PLANETS』のエレクトロニックバージョンと言う事で、終始アンビエントな展開。Jeffらしい電子音のミステリアスなシーケンス、時折アシッドな効果音や不気味な呟き、そしてシンバルなどの生楽器も叩き出す。宇宙が生まれる胎動か、カオスへと導く啓示か、じんわりと侵食するような動きを見せる電子音のシーケンスは、意識を徐々にぼんやりしたように無意識へと作用する。月面や銀河を映した映像との効果でスペーシーな無重力感や果てのない広大な宇宙の深淵を表現する相乗効果もあり、しかしゆったりして荘厳な宇宙遊泳だけではなく、宇宙旅行における試練や困難に直面したような混沌とした激しさに包まれ、一気にエネルギーが膨張する一瞬も。しかし途中から映像が舞踏集団「大駱駝艦」による裸体を用いた太陽系各惑星の表現に移ると、それはアートではあるのかもしれないが音とのイメージの相性に違和感を感じ始め、それもあり後半のアンビエントは正直冗長に感じるようになる。CDで聞いていた『PLANETS』は意外と心地良いアンビエントではあったものの、しかしライブ会場で50分間も立ちっぱなしで、しかもステージ上が何も見えない状態では、万全に楽しめる環境ではないだろう。

そしてTerry RileyはグランドピアノをメインにPCも用いて、ステージ右側にはGyan Rileyがギターをプレイしてのライブ。Rileyについてはミニマル・ミュージックと言う位の印象しか持っていなかったのでどんなライブをするのか謎だったものの、蓋を開けてみればジャズやコンテンポラリー・ミュージックに多少のエスニックやポップな要素も忍び込ませたような実験的ではない至って馴染みやすいライブ。老いたながらも優しい声で歌うRileyに少々驚きつつも、美しさや悲哀に朗らかさやポップな感覚が各パートで変容していくピアノ、そしてそれをフォローする湿っぽいギターは、全くミニマル・ミュージックではないものの聞いていてすんなりと耳に入ってくる心地良い音楽だ。寂れた酒場で年老いたお爺さんが謳って演奏するような枯れた味わいと言うのだろうか、Jeffの退屈なアンビエントに比べればまだ楽しむ事は出来ただろうし、完全にはでないだろうがインプロビゼーションらしくもあるライブでもあったと思う。時折、電子音を鳴らしてピコピコしたり鍵盤ハーモニカを吹いた時はあっと思ったものの、しかし基本的にはピアノとギターによる心地良い調べが続く。最初に30分の曲、その後3〜4曲プレイしただろうか、計1時間程のライブは美しさと気品と慈愛に溢れたものだったが、当方が聞いてみたかったミニマル・ミュージック的なモノは感じられず肩透かしを喰らった気分でもある。特に本日のような音楽はRileyでなくとも聞けるであろうし、何か意味があったのかと考えると腑に落ちない。

最後は3人による即席セッション、JeffによるアシッドやTR系の乾いたパーカッションのトラックの上に、Rileyがやけに快活で朗らかなピアノのメロディーを被せていく。TR系の簡素なグルーヴは正しくミニマル・テクノであり肉体が湧き踊るビートで会場は盛り上がり、そこに正にインプロビゼーションやセッションを実践しながらRileyのピアノやGyanのギターが自由に音階を奏で、テクノ・ミーツ・フュージョンみたいな印象だ。ただ時間にしても15分程、そしてビートも音の抜き差し程度で大きな変化はなく(それがミニマルと言えばそれまでだが)、少しは心がうきうきしつつも深くのめり込むようなセッションでは無かった。とそんなイベントはJeff × Rileyという余りにも大きな存在に対して期待を超えるような革新的な内容ではなく、視認性の悪いフロア環境や2時間半以上も動かずに立ちっぱなしという状況もあって、正直企画倒れだなと残念な気持ちである。7000円払うのであれば、Jeff MillsのDJを聞きながらたんまり酒を飲んで踊って遊べるパーティーの方が、率直に楽しいだろう。
| EVENT REPORT6 | 21:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 21:30 | - | - | |

コメント
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2018/03/27 12:32 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/4210
トラックバック