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Lindstrom - It's Alright Between Us As It (Smalltown Supersound:STS320CD)
Lindstrom - Its Alright Between Us As It
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コズミック・ディスコの一大拠点である北欧はノルウェーにはこの手の音楽では外せない才人を擁しているが、Hans-Peter LindstromことLindstromもその内の一人だ。Prins Thomasとのコンビで話題をさらった彼も近年はソロでの活動が中心だが、ギターやベースにドラムも弾けるマルチプレイヤーとしての力量を発揮して、過去以上にニュー・ディスコやディープ・ハウスのみならずジャーマン・プログレやジャズの要素も咀嚼して、姿を変えるように奇天烈な音楽性を開花させている。特に5年前の『Six Cups Of Rebel』(過去レビュー)では派手派手しい響きやクラウト・ロック的なダイナミズムを取り入れた大作志向となっていたが、本作では再度フロア寄りに回帰しミュンヘン・ディスコやイタロ・ハウスにシンセポップ等のメジャー感が前面に出たダンス・トラックを手掛けている。ショーの幕開けのようなゴージャスで光沢感ある短いイントロの"It's Alright Between Us As It Is"で始まると、続く"Spire"ではディスコティックなドラムから徐々にけばけばしい程の輝きを放つシンセが導入されるシンセポップかエレクトロニック・ディスコか、しかしその艷やかで豊かな音色とスムースで美しい旋律に自然と高揚感を増していく。先行シングルである"Tensions"はLindstromらしいニュー・ディスコであり、シンセのアルペジオや陶酔感ある上モノと軽快に疾走するリズムで心身湧き立つダンス・トラックだが、そこにポップなムードや浮揚感もあって実に清々しい。本作ではボーカル物も用意されており、シンセベースが快楽的な上に色っぽい妖艶な女性ボーカルも起用してイタロ的に仕上げた"Sorry"、ややニューヨーク・ハウスらしくもある歌とエレクトロニック・ディスコを基調にした"Shinin"と、光沢感あるシンセをがっつり使用して派手な装飾を行いながらも歌による効果で情熱的だったりムーディーだったりと変化も見せる。アルバムの中では異色のバレアリック感の強い"Drift"は、ギターやシンセの残響を活かしながら屋外の開放感を感じさせる広がりのあるニュー・ディスコで、長閑な田園地帯をドライブするような雰囲気もあってアルバムの展開の中で落ち着く瞬間となる。そこから色気で誘うミステリアスなボーカルが乗っかった風変わりなディスコ変異体とも言える"Bungl (Like A Ghost)"を通過して、ラストの"Under Trees"は正にラストに相応しい極上の桃源郷が広がっている。透明感を生む神秘的なピアノのコードやメロディーが展開しながら、晴々しい方向に振り切れるかと思いきや混沌の中で情熱が燻り続けるような流れが続き、最後はそのまま淡い余韻を残して消えていく。ダンス・トラックと前衛の融和を見せる不思議な感覚がありながら、最後を締め括るには相応しい感動的な一曲だ。最初にこのアルバムがダンス・アルバムである事は書いたが、しかしそれだけではなくそこに演奏家らしい表現力や多彩な要素を盛り込む事で独自の奇異性も獲得している。やはり北欧のニュー・ディスコ勢の面白さは、こういった奇抜さも一因にあるのだろう。



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