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Garrett - Private Life (Music From Memory:MFM021)
Garrett - Private Life
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過去の時代に埋もれてしまった作品から現行バレアリックまで、知名度に関係なく音楽そのもののに焦点を当て今という時代にも適合する掘り起こしを行い、鋭く確かな審美眼を持つMusic From Memory。新作が出れば当然の如く試聴すべきレーベルの一つであり、このGarrettなる聞き慣れないアーティストのミニアルバムも試聴してみれば、結果的には即購入を決断する程の内容であった。レーベルインフォでは「L.A.のミステリアスなプロデューサーGarrettによるアルバム」との触れ込みだったが、調べてみると実はメロウなモダン・ファンクを手掛けるDam-FunkことDamon G. Riddickによる変名である事を知った。Music From Memoryと言えばジャンルを固定する事なく良質な音楽の紹介に力を入れている事もありファンクな作品をリリースする事も決して意外ではないが、まさかDam-Funkの完全新作をリリースすると予想していた者はいないだろう。しかしMusic From MemoryとDam-Funkの相性は一体どうなのか?という杞憂は、1曲目の"Apocalyptic Sunrise"を聞けば消し飛んでしまう事は間違いない。空へと飛翔するような美しいシンセのアルペジオと痺れる刺激的な電子音がフリーキーな展開となるアンビエント系のこの曲は、確かにレーベルのバレアリックなムードからは全く外れていないどころか、Dam-Funkのコズミックな響きのシンセ使いがレーベルの豊かな音楽性と調和を成している。続く"Right Now"は2分に満たない曲だが、光沢や艶のあるシンセ使いにファットなドラム・マシンによるリズムは正にモダンなPファンクといった趣きだ。残響を強調したリズムで開放感を打ち出した"Slow Motion"は情熱的で咽び泣くようなシンセのラインが夕暮れ時の切なさにも似た郷愁を誘い、ゆったりとした長閑なダウンテンポによってしみじみと感傷的なムード、これをバレアリックと呼ばずして何と呼ぶのか。再度ビートレスな構成で可愛らしい音色と優しさが満ちるコード展開によるキーボード使いに心もほっとする"Sweet Dreams"、タイトル通り甘美な夢に溺れるリスニング系の曲ではメロウネスが際立っている。最も切なく感傷的な"Angel Reflections"は12分にも及ぶ大作で、もやもやしたシンセや繊細なエレピをロマンチックに聞かせて白昼夢に浸るような微睡んだリスニング曲。リズムは入らずに上モノやメロディーだけで情緒を強め、静けさの中に燻り続ける感情性を生んでいる。そしてリズムマシンによる軽快なヒップ・ホップのビートながらも流麗なキーボード使いや太いシンセベースでファンクらしさもある"Home"、有終の美を飾るジャジーなリズム感に耽美なピアノを重ねた余りにも穏やかな"The End Theme"といった流れで、アルバムは平穏を取り戻すように終わる。ヴィヴィッドな緋色のジャケットから感じられる黄昏時の切なさ、アルバムは正にそんな気分に浸れる穏やかなバレアリック・ムードが通底しており、これは確かにMusic From Memoryらしい音楽だと深く感じさせるのだ。



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| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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