CALENDAR
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Garrett - Private Life (Music From Memory:MFM021) | main | Kerri Chandler - DJ-Kicks (Studio !K7:K7358CD) >>
Larry Heard presents Mr.White - Virtual Emotion (Alleviated Records:ML-2236)
Larry Heard presents Mr. White - Virtual Emotion
Amazonで詳しく見る(MP3)

Larry HeardとMr. Whiteのタッグ再び、過去にも幾度か手を組んで楽曲制作した二人が8年ぶりに再度邂逅する。シカゴ・ハウス、いやハウス・ミュージックという世界に於いては伝説と呼んでも差し支えないHeardは、何も足さない何も引かない的なシンプルな作風から人間味溢れるエモーショナルな心情を吐露する作風を得意とし、そこにMr.Whiteの湿り気を帯びた温かい歌が加わる事で余計に感情を熱くさせる。そんな二人の新作のコンセプトは「異世界のフューチャー・ハウス」だそうで、それが何を示すのかは理解は及ばないものの普段のハウスの作風に加えてややテクノ的な質感がある事が本作の特徴だろう。"Virtual Emotion (main)"は幾分か普段の作風よりも冷えているというかテクノ的な鳴りもあり、特にぶいぶいとした電子音が快楽的でもあるシンセベースがそれに関与している。からっとしたパーカッションや美しく厳かなピアノ使い、繊細に彩る控えめなシンセなどは普段通りで穏やかな情緒が滲み出ているものの、やはりシンセベースのアシッドにも似た太い響きが雰囲気をテクノへと寄せているのだ。そして囁くようなMr.Whiteのボーカルが深遠な世界へと手招きする。"Virtual Emotion (dub)"はそのボーカルを残響をかけて霞のようにダブ化したバージョンで、トラック自体に差異はない。"Supernova (main)"もダークで低辺で蠢くようなベースが強調されていて余計に不穏な空気が満ちたディープ・ハウスで、Mr.Whiteのボーカルにもややエフェクトがかけられているのか鈍い響きをしており、Heardの深遠なる世界は確かにあるものの彼がアシッド・ハウスに取り組んだ時の方向性に近い作風だ。テクノ寄りだからと言って決して激しさをやたらに強調したり硬い音を鳴らしたりではないが、いつもよりクラクラとする覚醒感や恍惚感が打ち出されドラッギーにハメていくタイプになっている。確かにいつもの平穏な日常の中にあるようなディープ・ハウスとは異なる点で、彼等が「異世界」というコンセプトを掲げているのは納得させられる所もあり、意外性を楽しみつつもシンプルな曲そのものの良さはいかにもHeardらしい。



Check "Larry Heard"
| HOUSE12 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 17:30 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック