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2018/1/12 Âme 2018 @ Contact
テクノ/ハウスというダンス・ミュージックに於いては今や有数のレーベルやクラブが存在するドイツ。その中でも踊る為の機能性だけでなく繊細な美しさや妖艶さによって聞く者を魅了する音楽性を発揮するInnervisionsは、今も尚トップレーベルの一つと言っても過言ではない。今回そのレーベルから代表するアーティストの一人であるÂmeとしてDJ側のKristian Beyerが来日し、そしてそれを迎え撃つのは世界的知名度を得るまでになったGonnoと、その二人だけでメインフロアを担当するパーティーはきっとディープな音楽体験をさせてくれるに違いない。
24時過ぎにフロアへと入るとGonnoはInnervisionsを当然意識したであろうかなりエレクトロニックでダークかつディープなテクノ寄りの選曲。ハウスの4つ打ちのグルーヴも感じられはするものの、音の響きはギラついて覚醒的、そして奇妙さと妖艶さが入り交じる恍惚のトリップ体感がある。鳩尾にビリビリと響く重低音の圧力も素晴らしく、アッパーな激しいスピード感ではなく地の底から盛り上がってくる太いグルーヴや重厚感、鋭利な打撃音などを用いてじわじわと焦らしながら快楽を引き出していく。無機質なマシン・グルーヴによる温度感は低いものの、身体へと響く骨太なビートと意識へと作用するドープな上物の絡みでフロアは目まぐるしく揺さぶられる。そして遂には鈍くうねるGonnoらしいアシッド・ベースも出現しビートも激しさを増して上げ目の展開も作ると、Black Spumaのアシッドながらも多幸感溢れる"Orme"でメランコリックな瞬間に出くわし、そこから情熱的に大胆な切り替わりを見せる。地面を這いずり回るようなディープな展開も良いが、こうやってビート感を強めてテッキーで幻想的な上物と爽快なに疾走するビートで大波に飲み込んでいく展開も真夜中の興奮を誘発し、フロアの空気もGonnoのプレイも共に熱量は高まっているように感じられた。確かに選曲も普段のGonnoのらしい熱くソウルフルな雰囲気もあるハウスも織り交ぜ跳ねるリズムで躍動感を生み、テクノとハウスの境目を無くしながら肉体を揺さぶる強靭なグルーヴへと収束し、前半の焦らしの反動もあって攻勢をかける後半は否が応にも盛り上がる。また抗えない激しさと共に時折用いるエグいアシッド・サウンドや勢い良く弾けるパーカッシヴなトラック等で、持続する疾走感だけではなく耳を惹き付ける響きでアクセントを付け、緊張感は全く途切れない。そのまま最後まで一向にテンションは落ちる事なく、闇が広がる深層部を高速で突き抜けるスピード感のあるテクノ中心の展開で、既に十二分にフロアは熱くなった状態でBeyerを迎える。

Beyerは最初からつんのめったリズムによるトリッキーなテクノで、Gonnoが盛り上げた勢いのある雰囲気を入れ換えて、自分の音で再度フロアの雰囲気を作り直すようだ。そこから心地良い残響が広がるダブ・テクノで一旦落としつつ訝しい太鼓が打ちならされ、そこから正にInnervisionsらしい深みと幻惑的で覚醒感溢れる危うさもあるディープ・テクノでずぶずぶの沼の展開に足を踏み入れる。早い速度や勢いではなく金属的で不気味な響きやエキゾチックやアフロの要素も融解させて、暗き闇の中で得体の知れない怪しい蠢きを体感させる。一連の音の流れは長い根となりねっとりと体に絡み付く粘性の高さがあり、蠱惑的に纏わり付いてくる。決して上げ目の展開ではないためアッパーなプレイを期待する人にとってはやや物足りなさもあるかもしれないが、Innervisionsが決して単純で享楽的に盛り上げるだけの音楽性ではない事はご存知であろうし、ピークタイムでもこうやって焦らすように粘りのあるプレイを聞けるのは面白い。一時間程経過した辺りからはディープな闇の中に居ながらもビートは走り出し、体感的にも刺激が強くなる時間帯に突入すると、爽快なアフロ・パーカッション乱れ打ちトラックから良い意味で癖の少ないディープ・ミニマルな4つ打ちも用いて、一応ピークタイムも意識したアッパーな展開へと移行。洗練されたモダンな感覚と衝動的というかプリミティブな激しさとが交差し、トリップ感溢れる恍惚状態を作り出す。思っていたよりも直球テクノな成分もあり力強くタフなグルーヴで攻勢を仕掛けたり、エグい中毒的な電子音や効果音が唸るドープなテクノで陶酔させたりと、曲毎に常に何かしらの要素で刺激を与え続けるいた。その意味では一曲一曲はディープなり妖艶さがある特徴的な要素があり、それを選択するセンスに審美眼の感じられるDJだと思うが、逆にその曲だけで強い個性を発揮しているため全体的な流れとしては心を引き止める持続性で足りない部分もあったとも思う。最も非常にInnervisionsらしいという点では全く間違っていなく、十分にレーベル性を感じ取れるDJであった。まだまだBeyerのプレイは盛り上がっておりこれから朝にかけて更なる展開も予想されたものの、始発は始まる4時半には当方はフロアから離脱。ÂmeやInnervisionsの音楽性をDJによって表現したBeyerのプレイ、そしてそれまでにフロアの雰囲気を自分の持ち味も込めて盛り上げたGonno、どちらも期待を裏切らずに快楽的に踊らされるナイスなプレイだった。

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