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2018/2/9 HANG @ Grassroots
1月にGrassrootsで聞いたYO.ANのアシッディーなプレイが良かった事、そして今回DJ業は勿論としてアーティストとしてもDessousからアナログをリリースするなど躍進を果たしているIori WakasaがGrassroots初出演と言う事もあり、このYO.ANが主宰するHANGへ期待も込めて参加する事にした。前述の二人に加えて今回はスケーターとしても大活躍しHANGには度々参加しているHaruka Katagataも出演し、三人それぞれがどんなプレイをするのか興味は尽きない。
24時半頃にフロアへ足を踏み入れると、まだ比較的早い時間帯ながらも世帯の大きい外人グループ客が居るせいか、フロアは賑わっており良い雰囲気だ。YO.ANがプレイ中でスローモーでロック・テイストのあるディスコからアシッド気味なニュー・ディスコもプレイし、上げるのではなく豊かな多幸感でフロアを彩って嬉々とした雰囲気。じんわりと染み込ませる緩さを活かして和やかな賑わいを誘いつつ、適度にアシッドな感覚や変異体なディスコ・テイストも持ち込み、YO.ANらしいトリップ感ある響きに空間が歪むよう。毒気や茶目っ気と言うか、不気味さと快楽の狭間を綱渡りするプレイがユニークだ。

どうやらこの日は1時間毎にDJが交代するタイムテーブルのようで、次はIori Wakasaが登場。"All Right (S3A Remix)"の色っぽく囁く歌も甘いジャジーなディープ・ハウスでしっとりとした雰囲気で開始し、そこからもいきなり上げる事はせずに、どっしり重いキックが響くダビーなハウスでじわじわと雰囲気を保ち、心地良い酩酊感だ。初出演と言う事もありGrassrootsの雰囲気を伺いながらのプレイだったのだろう、いきなり捲し立てるようなプレイはしない。YO.ANの外交的なエネルギーが広がっていくプレイとは対照的な、内へ内へと深く潜って行くシリアスさ、大袈裟な響きは全く無いがミニマル的にグルーヴを伸ばして持続させる事で精神に深く作用する。と深遠な序盤から徐々にリズムは強くなっていくがそれでも激しく揺さぶるのではなく、ゆらゆらと揺れるディープな音響とミニマルなグルーヴで意識を引き寄せながら、サンプル系のハウスも用いてファンキーさも芽を出してくる。特にそれが顕著だったのが"Rose Rouge (Redit)"において官能的なサックスと力強いビート感が合わさったファンキーなハウスで、そこからは音の数も増えながらテッキーなリフや幻想的な旋律も用いて淡い色彩を帯びる展開。深い闇を潜航しながらもトライバルなパーカッションや美しい響きも織り混ぜて、彩りや動きを増して高揚感へと変わりつつある中でDHは交代。

Haruka Katagataは一転、開放的で明るい太陽の下にいるようなカリビアンなハウスで開始。闇を抜けさり陽気なムードに自然と肉体も揺れる。抜けのよい爽快なパーカッションが弾けファンキーなベースが躍動し、豊かなメロディーで耳を引き付ける。ディスコ・ハウスの輝き、ゴージャスでライブ感溢れる選曲に自然と笑みもこぼれてしまう。LTJ X-Perienceの土臭くジャジーな"Hit Groove"で熱量は高まり、チョッパーベースがうねるファンク色強いハウス、またはエキゾチックで民族的なハウスなど目まぐるしく展開するが、そのどこにも有機的で血の通った温度感があり、つまりは躍動する肉体感を伴っている。更にはギターが咆哮するロッキンでトロピカルなハウスまで炸裂すれば、爽快なビートが激しく体に打ち付ける。と思えば毒付いた捻れたアシッドが反復するアシッド・テクノに転換したりと、どんどんと曲調が入れ替わる事が軽快さにもつながっていた。しかし軸にあるのはやはり民族的なリズムや響きで、その後も草原を駆け抜けるアフロなハウスもプレイしたりする点から、Katagataの音楽性を何となく知る事が出来た。

YO.ANの二回目は時間帯も深い所なので、のっけから上げ目のプレイ。奇妙な電子音や鈍いアシッドが鳴る圧力のあるテクノ中心に、ガツガツと強烈なグルーヴで攻め立てる。アシッドの麻薬的な中毒性にくらくらしつつ、しかし輝きを含む電子音も現れて多幸感と疾走感を増してきた流れから、浮遊感たっぷりな柔らかいジャズ・アンビエントの"Picadillo (Carl Craig's Extended Version)"でぐっと情緒ふんだんな空気に満たされる意外な展開。一旦開放的に向かいテンションを落としてムーディーなフロアを作りつつ、そこから再度がらっと雰囲気が入れ替わるディスコ・クラシックの"Welcome To Our World (of Merry Music)"で和やかにフロアを沸かす。アシッドとディスコの混ざった電子変異体プレイ、前回聞いた時と同様にYO.ANのプレイは個性的だ。

朝方が近付いてくる時間帯にIoriの2回目のプレイ。ややエキゾチック感を打ち出してきてガムラン風のベルが鳴り響くDJ Yogurt & Mojaによる" Reconstruct"でトライバル感が催眠効果をもたらし、そこらかどっしり重心の低いディープな選曲で深く深くはまらせる。やはりどんな曲を展開しても基本はグルーヴ重視で、大袈裟な展開を披露する事もなく一貫して持続感を大切にしている。半ばには初期シカゴハウス風なその安っぽさにも懐かしさや味わいを感じる印象的な流れも作り、そこから音数を絞った繊細な響きのディープ・ハウスで勢いをコントロールしながらじんわりとフロアを温めていた。が当方はGrassrootsでは日常茶飯事な日本酒を飲んでから睡魔に負けてしまい、朝方は撃沈。目を覚ました6時頃にはフロアも何だか落ち着いて、開放的な佇まいで気持ちの良い朝を迎える事が出来た。まだまだパーティーは続いていたものの当方はそこら辺で切り上げたが、期待していたIoriは勿論YO.ANとKatagataのプレイもみんな持ち味があり、みんな楽しむ事が出来た。それもGrassrootsという場所だからこそ個々の音楽性を遺憾なく発揮出来るからであり、やはり素晴らしい酒場だと常々思う。
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