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Juan Atkins & Moritz von Oswald Present Borderland - Transport (Remixed) (Tresor Records:Tresor.298)
Juan Atkins & Moritz von Oswald Present Borderland - Transport (Remixed)
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デトロイト・テクノの生みの親であるJuan Atkins、そしてミニマル・ダブの求道者であるMoritz Von Oswald、その伝説的な二人によるデトロイト×ベルリン同盟の夢のタッグがBorderlandだ。単発的なプロジェクトで終わる事なくアルバムも2枚リリースする等、ベテランによるテクノへの飽くなき情熱は今も尚続いているが、そこに更に絡んできたのはデトロイト・テクノを躍進させたCarl Craigだ。ここ最近はリミックス中心で新作は以前に比べると少なくなっているものの、デトロイト・テクノのアーティストの中では特に制作に秀でている事は間違いなく、ここではアルバム『Transport』(過去レビュー)に収められた「Transport」に対しオリジナルに負けず劣らずの未来的な響きと重厚感溢れるリミックスを施している。オリジナルはリズムは控えめながらも電磁波が空間に散乱して間を体感させる見事なミニマル・ダブ×デトロイトな作風だったが、Craigは上モノに大きく手を加える事はせずに重厚感を引き継ぎつつ、20分という長尺を活かして上モノを焦らすように展開させながらじわじわと快楽へと上り詰めていく壮大なスケール感を生み出している。遠くで微かに聞こえる電子音や繊細なリズムを導入し、途中からは圧力のある太いキックによる角ばったリズムが入ってくる事で大胆なうねりを引き出し、電子音が入り乱れる混沌とした流れも通過しながら電子狂想曲とも呼べる圧倒的な音響空間を旅する20分は、どこを切っても全く隙きが無い。本作では更に面白い事に前述の曲をDJ DeepとRoman Poncetが手を加えた"Transport (Carl Craig Remix - DJ Deep & Roman Poncet Rework)"が収録されている事で、こちらは近年のDJ Deepの作風であるベルクハイン系の硬質で凍てついた温度感のハードな4つ打ちテクノへと生まれ変わっているが、単にハードなだけでもなく音の隙間を残しつつ切れ味を磨いた鋭さがあり、ピークタイム向けなテクノとして肉体を震撼させる機能性がある。尚、アナログだとCraigのリミックスは10分程にエディットされているものの、DLコードが封入されており完全版がダウンロード出来るので、是非ともアナログをお勧めしたい。



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| TECHNO13 | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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