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Steven Legget - Bathhouse (Firecracker Recordings:FIREC024)
Steven Legget - Bathhouse

UKはエジンバラのミステリーレーベルであるFirecracker Recordingsから、また気になるアルバムがリリースされている。手掛けているのはSteven Leggetなるアーティストで、この名義での作品は殆ど無いものの過去にはFour HandsというユニットでClaremont 56から幻想のアンビエントを、また2017年にはArtwhoreというユニットでもノイズ混じりのドローン中心なアルバムをリリースしていたりと、過去作からはアンビエントやレフトフィールドな音楽性を持ったアーティストである事を伺える。Firecracker自体もテクノ/ハウスの型に嵌まる事なくフィールド・レコーディングも用いた辺境的な音楽性もある事から、レーベルとLeggetとを結び付ける共通項は十分にありこの度アルバムのリリースに至ったのも自然な流れなのだろう。本作は嘘か真かUKのトルコ式バスで演奏された音源を元にしているそうだが、アルバムのオープニングである"Siga-Siga"は引いては寄せる波の音や虫の鳴き声などのフィールド・レコーディングの環境音で構成された短い曲で、そこから途切れる事なく重厚で美しいチェロやぼんやりとした電子音のドローンによるサウンド・トラック的な"Forte"へと続き、深く深く心の中を潜っていくようにイマジネーション溢れる大らかな世界観。森の中に居るような微かな鳥の鳴き声の環境音の中から、落ち着きのある静謐な弦楽器のメロディーが浮かび上がる"Low"も、ミステリアスな雰囲気はありながらも楽園的な優美な美意識があり、安堵の時間を与えてくれる。そしてしとしとした雨音の中でやはり弦楽器がドローン的に用いられる陰鬱な"Still"、そこから途切れずに繋がる"Swivel"では一転して微かな生物の営みの音をバックに凛とした気品のある弦楽器が軽やかに躍動し陽の中に戻って行く。アルバムの後半はどちらかというと電子音の性質が強いか、"Golden"では繊細なピアノの点描をバックに神秘的な電子音の効果音や薄いドローンが貼られ静謐な佇まいがあり、眠気を誘うような心地好い電子音の流体的なドローンでアンビエント性を鳴らす"River"や、遠くでフィールド・レコーディングが鳴りつつハートビート風な4つ打ちを刻みながら不鮮明なガスが満ちるようなドローンで覆われる"November"と、そこら辺はダンス・ミュージックの音楽性にやや接近している。とは言っても全編通して享楽的なダンス・ミュージックとは無縁で、景色を喚起させるような正に想像力を働かせるサウンド・スケープといった趣きで、現代音楽や電子音響等のエクスペリメンタル・ミュージックとしての範疇だろう。



Check Steven Legget
| ETC4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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