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Miruga - Spirit Garden EP (Moods & Grooves:MG-061)
Miruga - Spirit Garden EP
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デトロイトのMike Grantが主宰する老舗レーベルであるMoods & Grooves、20年近くに及ぶ活動の中で嘘偽りなく多くの実力あるアーティストの作品をリリースしてきたディープ・ハウスのレーベルであるが、何とそんなレーベルから日本人初となる作品が到着した。それこそEthereal SoundやRough House RosieにBalance Musicなど正にディープなハウスで個性を持つレーベルから作品を送り出してきたMirugaで、しかし幾らMirugaのディープ・ハウスが素晴らしい音楽性を持っていようともまさかMoods & Groovesからリリースされるなんて、予想出来た人は一人としていないだろう。実際に収録された曲はいわゆるデトロイト・ハウスそのものでは当然なく、しかしどれもMirugaらしい内にソウルを秘めたような仄かなエモーショナル性があり、それは決してデトロイトのそれと乖離してないからこそレーベルからリリースされたのだろう。しっとりしたキックの4つ打ちと爽やかに響くパーカッションのリズムが疾走る"Into the Zone"は、感情をぐっと込めたシンセのコード展開で引っ張りつつリバーブの効いた女性ボーカルで幻想的に惑わせ、じわじわと熱量が高まっていくようだ。カタカタと乾いたパーカッションがオールド・スクールな感覚もある"In Heaven Above"、しかし踊り舞うようなエレガントなフルートの旋律と情緒的に覆っていくパッドで実にエモーショナルに展開するジャジーでアンビエントな性質もあるこの曲はUSハウスっぽさもあるが、ダビーな残響の効果もあり奥深い空間創出を伴う事で大らかで壮大に広がっていく。"Without Words"は簡素なリズム感やベースラインの音などが古きシカゴ・ハウスを思わせるところもあるが、ハイハットの使い方はジャジーでアンビエント感ある上モノによってしっとりとした情感に包む。ラストの"Scenery in My Mind"は疾走感ある4つ打ちのグルーヴに、情熱的なトランペットの響きや繊細なピアノで情緒的に装飾を行い、そして浮遊感ある霞んだパッドでアンビエント性を付加した非常にMirugaらしいディープ・ハウスだ。どれもこれもエモーショナルという表現が相応しい感情を温める性質があり、それならばMoodsとGroovesを重視するレーベルの方向性とずれてはいないのだ。



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