<< Esteban Adame - Mayan Basement EP (Mister Saturday Night Records:MSN030) | main | 2018/9/14 solfa 10th Anniversary ”DAY 1” @ Solfa >>
Max Essa - Han Zon Roc EP (Hell Yeah Recordings:HYR7181)
Max Essa - Han Zon Roc EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

イギリス出身で日本在住で活躍するMax Essaは、長い活動的を持ちながらも現在のバレアリック隆盛の中に自然と馴染んでいる。穏やかで包容力のあるバレアリックな彼の音楽性が過去から変わったのではなく、回り巡ってきた今という時代がようやく彼の音楽性にもシンクロするような自然な共鳴が、より彼の音楽性を際立てているようにも思われる。そして2017年にはイタリアン・バレアリックの先鋒であるHell Yeah RecordingsからEPをリリースしたが、そこでの相性の良さが証明されたのだろうか、続く新作である本作も同様に同レーベルからとなった。僅か3曲ではあるが彼の魅力を堪能するには十分過ぎる内容で、特に12分にも及ぶ大作の"Han Zon Roc (Midori Coup)"はストーリーを展開するサウンド・トラック的な構成も素晴らしい。ぼんやりとした幻想的なドローンから始まり煌めくシンセや繊細で哀愁あるギターが入ってくるノンビートの長いオープニングから、4分程経過するとようやくドラムの柔らかいリズムが入ってくるが、それと共にエグいアシッドもうねり出すという意外にも快楽的で恍惚の中盤、そこから微睡んだピアノの和音で朗らかに切り替わる流れなど長い尺を活かした展開の豊かさが突出している。そしてまた終盤、輝かしい光に包まれるような美しいシンセが放射されて次第にビートも消えていき、心地好い余韻を残して終わるドリーミーなバレアリック・ハウスは夏の終わりの寂しさを埋めるには十分だ。"How You Showed Me Everything"は肩の力が抜けたダウンテンポのスタイルで、ブルージーなギターが咽び泣くように響きコズミックな光沢感じさせるシンセが色鮮やかに鳴り、オーガニックな響きも相まってしみじみとした哀愁が込み上げる。そしてラストはアタック感の強いスネアやタムを用いたヒップ・ホップ調な"Rain Bird's Alfalfa Jam"だが、ここでもギターが存分に唸り動きのあるベースがうねり、バレアリック・ファンクとも呼べる開放感ありながらファンキーさが際立ったダンス・トラックに仕上がっている。どれも緩くありながら優しくエモーショナルな世界観に心も癒やされ、是非ともこの流れでHell Yeahからこの流れを踏襲したアルバムをリリースしてくれたらと切に願う。



Check Max Essa
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/4448
トラックバック