<< Munir - Grand Paradise Hotel (Dopeness Galore:DG 14 002) | main | Seb Wildblood - Grab The Wheel (All My Thoughts:AMT009) >>
Francis Inferno Orchestra - Hygiene (Superconscious Records:SCR011)
Francis Inferno Orchestra - Hygiene
Amazonで詳しく見る(MP3)

近年新しい才能の台頭が著しいオーストラリアはメルボルンから勢いに乗るアーティストの一人、Griffin JamesことFrancis Inferno Orchestraは、Sleazy Beats RecordingsやKolour RecordingsにDrumpoet Communityといった人気レーベルからディスコ・テイスト溢れるハウス、または滑らかな質感を持つテック・ハウスをリリースしており、派手に目立つ個性を放つわけではないが堅実な作風に期待が寄せられるアーティストだ。2017年にはVeranda Culture名義でアンビエント〜ニューエイジに挑戦したアルバムもリリースするなどその作品毎に変化の幅はあるが、本作は90年代レイヴをも意識したようなトライバルなブレイク・ビーツによる荒々しく生々しいリズム重視の曲が中心で、よりフロアの高揚感を引き出す作風が現れている。水の流れる音や雷鳴など環境音を用いたアンビエンスから始まり、「エクスタシー」というボイスサンプルが印象的な"Hygiene"は彼らしい幻想的なアンビエントな感覚もあるが、次第に土着的なパーカッションも加わりズンドコとした揺れるブレイク・ビーツを刻みだせば、快楽的なシンセのコード展開も相まってひたすら気持ちの良い展開が続くレイヴ風ハウスだ。"Mongrel"も音の響きやブレイク・ビーツの構成は基本的には変わらないが、原始的な雄叫びのようなボイス・サンプルとドコドコと押し迫るトライバル・ビートの応酬で、旋律は用いずにひたすら躍動感溢れるリズムが肉体性を伴いながら体を刺激するオールド・スクールなハウスだ。そして表題曲の別バージョンである"Hygiene (My Everlasting Rhythmo)"はそのタイトル通り、アンビエンスな感覚を取り除き様々なパーカッションによるトライバルなビートや鳥の鳴き声らしき環境音を軸により深い密林の中で鳴っている土着感覚を引き出して、DJツールとしての性能を高めたバージョンになっている。どれも完全にダンスの方向へ振り切れた作風は今までの路線からすると意外だが、フロアでもインパクトの大きい曲として映える事は間違いない。



Check Francis Inferno Orchestra
| HOUSE13 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:30 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/4451
トラックバック