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Trinidadian Deep - Organic Roots EP (deepArtSounds:dAS 021)
Trinidadian Deep - Organic Roots EP

もはやRon Trent直系で愛弟子という売り文句も説明は不要であろう、トリニダード・トバゴ出身で現在はニューヨークを拠点に活動するTrinidadian Deepは、アフロで爽やかなパーカッションと流麗なシンセやオルガンを前面に出した壮大なディープ・ハウスにおいては群を抜いており、非常に多作なリリースながらもどれも高い品質を保って信頼足るアーティストの一人だ。本作は前述のTrentやAnthony NicholsonにGlenn Undergroundらもシカゴ勢も積極的に手掛けるdeepArtSoundsからのリリースで、そういった意味ではレーベルとの相性の良さは言うまでもないが、当然の如く普段の彼らしい澄み切った空気が広がる清涼なディープ・ハウスをここでも聞かせている。ボーカルにSarignia Bonfaをフィーチャーした"I Need You"はエレガントなシンセ使いで優雅さを振りまきつつポコポコとした響きのコンガ系パーカッションで弾けるようなグルーヴを生み出し、そして甘く問いかける歌が官能的でありながらダビーな残響を伴って大空の中へと消えていく清々しいロマンティックさを感じさせ、いきなりTrinidadian Deep節全開なディープ・ハウスを披露。そして"Fusion"も序盤はゴージャスな響きのシンセで綺麗なメロディーを展開し、金属的なパーカッションや軽やかな4つ打ちで軽やかに身体を揺さぶるハウスだが、中盤からは衝動のあるがままにキーボードを演奏したような必殺のオルガンソロが炸裂して輝かしい太陽光を全身で浴びるようなポジティブな雰囲気に包まれる。続く"Future Funk"も同じタイプな耳に残るシンセリフとエモーショナルなオルガンソロ、そしてチャカポコした抜けの良いアフロ・パーカッションで軽やかさを生むハウスで、金太郎飴的な作風ではあるもののここまで徹底されると何か自然と笑みがこぼれてしまう。そして以前にTrinidadian Deepがリミックスを行った事で絡みもあるAllstarr Motomusicが、ここでは逆に"I Need You (Allstar Motomusic Remix)"としてリミックスを提供しているが、原曲の優美な雰囲気はそのままにビート感は滑らかに整え、フュージョン風な豊かなシンセソロも加えて艶やかさを増した上でアンビエント性や浮遊感も盛り込んで、しっとりとした落ち着きを持ったハウスへと生まれ変わっている。いつものTrinidadian Deepらしい開放感の中で大手を振って舞い踊る躍動感に溢れたディープ・ハウスが並んでおり、完全に我が道を突き進む活動にブレは無い。



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