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Marcus Worgull - Love Song EP (Innervisions:IV81)
Marcus Worgull - Love Song
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引き続きInnervisionsからMarcus Worgullによる2018年9月頃にリリースされた最新作は、1979年頃から現在も活動するUK屈指のニュー・ウェイヴ〜ゴシック系のバンドであるThe Cureのカバーだ。Worgull自身も積極的に感情を吐き出すような激情型のボーカルを用いたディープ・ハウスも手掛けており、その意味ではロックバンドの曲をカバーする事自体も然程違和感は無い。そんな彼がここでカバーしたのはThe Cureにとってもヒット曲なって人気を獲得していたそうな89年作の"Love Song"で、この機会に原曲を聞いてみると悲しげな声による歌と哀愁漂うサイケなギターが切り裂くように響くのが印象的な正にニュー・ウェイヴな名曲で、元々の曲からして魅力的だ。しかしWorgullがカバーした"Love Song"は音を削ぎ落としてテンポも落ち着かせながら、ゆっくりとメランコリーな旋律を奏でる弦楽器が流麗に着飾りつつ悲哀の歌はよりメランコリーに、そして金属的に爽快なパーカッションや電子の効果音を随所に散りばめて、前作の路線を続けるようにレゲエやダンスホール性も持ち込んだドープなハウスへと作り変えている。更にそのダブバージョンである"Love Dub"はディレイやリバーブも駆使して残響が紫煙の如く揺らぐ官能的ダブ・トラックで、それ程元の曲と大きな変化があるわけではないが、爆音のフロアで聞けばきっとその残響は快楽的に満ちる事だろう。テンションは抑えめでメランコリーな曲なので、どちらも興奮状態のピークタイムよりは踊り疲れた朝方のフロアで癒やされるように聞きたいと思わせられる。そして"Listen To Charanjit"はオリジナル曲で既存のエレクトロニックなディープ・ハウスの踏襲だが、トランシーで幻惑的なシンセが異国情緒を醸しつつトリッピーな電子音の反復を用いながら、ずぶずぶと深い沼にハマっていく感覚のサイケデリックな作風はDJ仕様に長けている。EP単位での作品の素晴らしさはもう言わずもがななので、そろそろアルバムリリースを期待したいところだ。



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| HOUSE13 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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