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Nomadico - The Code Switcha (Yaxteq:YXTQ 004)
Nomadico - The Code Switcha
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近年テクノ/ハウスに置いて全盛期に比べると陰りを見せているデトロイトという聖地、その原因の一つは特に影響力の大きいUnderground Resistance一派の活動が停滞している事も、少なからず関係しているであろう。そんな状況ながらも逆境を跳ね返すべく奮闘している者もおり、例えばUR一派のDJ Dex改めNomadicoことDan Caballeroもその一人だ。元はDJ DexとしてURのターンテーブリストとして活躍し、TimelineやLos Hermanosに参加しつつ自らはEl Coyoteというラテンユニットも組んだりしていたが、2015年頃からはYaxteqを設立し自らの足で歩み始めている。そして2018年末にリリースされた自身初のアルバムが本作で、デトロイトのダークサイドを表現したテクノ/エレクトロがこれでもかと詰め込まれており、流行や新しさは皆無ながらもデトロイトのクラシックを地で行く作品だ。オープニングの"Introversion"はビートレスながらもアンビエント性のある壮大さがこれから待ち受ける冒険を示唆するような幕開けに相応しい曲で、続く"Still Cruisin"ではデトロイトらしい叙情的なシンセのリフと跳ね感のあるのリズムによるテック・ファンクを聞かせ、序盤は大人しめな始まり方だ。"RTD 60"でもまだアッパーな展開にはならないが、ダークで膨張するような太いベースラインと不気味な上モノが支配するダークテクノで、徐々にデトロイトのハードな側面を映し出す。そして"909 Soto Street"で遂にリズムは太くかつ跳ねて勢いを獲得し、微妙なアシッド・ベースが底辺でうねり暗黒のデトロイト・エレクトロと化す。"Radio 3031323"は一旦勢いを抑制しつつも同様に細かくアシッドが蠢き、エレクトロ調の角々したリズムで腰にくるグルーヴを刻み、"Machine Learning For Homeboy"や"Hustla"では図太いキックが強烈な4つ打ちを刻み荒廃した街を投影するような暗い上モノに支配されたダーク・テクノで、如何にもUR一派らしいハードさを体験させる。また乾いたパーカッションと横揺れリズムが溜めのあるグルーヴを生み明るいシンセのリフが反復する"Backyard Trippin"もデトロイトらしいエレクトロ・ファンクで、暗く世界観の中にも時折希望を見い出せる瞬間もある。先人達が切り開いてきたテクノ/エレクトロを忠実に受け継いで、流行なんぞ何のその。悪く言えば古臭い古典的な音楽かもしれないが、またぶれない姿勢も実にUR一派らしい。



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| TECHNO14 | 11:30 | comments(0) | - | |
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