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Musica Esporadica (Nigra Sintezilo Rekord:NSR-24)
Musica Esporadica
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アンビエントやニュー・エイジの再考/再興が著しい電子音楽のシーンにおいて、神秘的でありながら深い叙情性によって心に染み入る音楽を制作するSuso Saizはそのムーブメントを本人が意図せずとも結果的に牽引しているアーティストの一人だ。その為新作のリリースのみならず過去の作品も積極的に再発や編纂されており、その流れの一環になるのがMusica Esporadica名義では唯一の作品である本作だ。リリースされた1985年当時はSaizは歌手のMaria VillaとパーカッショニストのPedro Estevanと共にOrquesta De Las Nubesというバンドを組んでおり(2018年に『The Order Of Change』(過去レビュー)というコンピレーションがMusic From Memoryより発売されている)、更にそれが発展してより辺境音楽らしい神秘性にミニマルの性質等も取り込んだプロジェクトがこのMusica Esporadicaだ。前述の3人に加え、フレームドラム奏者のGlen VelezとLayne Redmond、そしてスペインのギタリストであるMiguel Herreroが加わったこのプロジェクト、結果的には本作のみしか歴史に残す事は出来なかったがたった一枚の作品だからこそ現代という時代の中でより強い視線を向けられる事にもなっている。コンガやカリンバの民族的であり軽く爽快に広がるパーカッションが心地好い"Musica Esporadica"、SaizやHerreroによる繊細で掴みどころのない神秘性を生む透明感のあるギターや電子音響が浮遊しながら、そこに祈りを捧げるような声も加わってひたすら静かに漂流する如く12分にも渡ってアンビエントの海を漂う。"I Forgot The Shirts"ではマリンバとギターの音階やミニマル性は現代音楽のミニマル、もっと言えばSteve Reichを強く思い起こさせる作風で、囁くような声も歌というよりはミニマル性を強めるリズム的に用いられており、繰り返しという構成ながらも少しずつ変化を行い実に豊潤な響きを生み出している。再び"Meciendo El Engano"は静けさが支配するニュー・エイジ色の強い曲で、どんよりとしたフレームドラムが薄っすらとリズムを刻む中で、そこに線の細い浮遊感あるギターや透明感のある綺麗な電子音、可愛らしいヴィブラフォンがゆったりと絡み合い溶けていくようで、穏やかな空気がゆっくりと満ち溢れて安堵する。そしてどこか古代的な感覚もあるドラムのリズムに肉体性なり生命力を感じる"Combustion Interna"、そこにマリンバのミニマルな音階が動きを作り電子音が豊かな色付けを行っていくこの曲は、現代音楽のミニマルに影響を受けながらもバレアリックな雰囲気もあり心も自然と弾む。僅か4曲だけではあるがそこにはミニマルに民族音楽、アンビエントやニュー・エイジといった要素が含まれており、それらが一体となった霊性サウンドは正にSaizの音楽そのもの。プロデュースはSaizなのだからそれも当然で、実質Saizの作品と呼んでも過言はない名作だ。



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| ETC4 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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