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Shelter - Profondeur 4000 (Growing Bin Records:GBR016)
Shelter - Profondeur 4000
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2018年も絶好調だったGrowing Bin Records、ダンス・ミュージックの枠に収まらずにオーナーの音楽観に適ったものであればジャンルに関係なく取り上げられるが、特に昨今のニュー・エイジやアンビエントの再燃の中でこそこのレーベルは輝きを取り分け放っていると感じられる。2018年には幾つか素晴らしい作品がこのレーベルからリリースされていたが本作もその中の一枚であり、手掛けているのは過去にはInternational FeelやIs It Balearic?傘下のUber等からリリースをしているパリジャンのAlan BriandことShelter。これまでの作品ではエキゾチックやカリビアンな雰囲気を軸に生音も用いながら緩く開放的なバレアリック・サウンドを展開していたが、このニューアルバムもバレアリックという方向性は変わらないものの1960年代のフランスの短編映画にインスパイされたとの事で、何処かサウンド・トラック的でもある。ハープの深い残響から始まる"Variation Abyssale (Part 1)"はビートも無く静謐さの中に美しさが持続するアンビエントで、続く"Immersion"は神聖なシンセのレイヤーに繊細で民族的なパーカッションも加わりながら荘厳さもあるニュー・エイジ風と、以前の作風に比べると随分と慎ましい。"La Vie à L'Ombre"も音の数は制限され空間の静けさが際立ち、そこに点描のように描かれる電子音のメロディーや管楽器やピアノらしき音を微かに用いて、映画の一場面のようなBGM感覚が強い。と思いきや一定間隔のシンセのディレイが多幸感を生む"Plenitude Azotee"は極楽浄土へ向かうドリーミーなアンビエントで、その意味を含まない音の心地好さは無垢そのものだ。"Dans La Jungle De Varech"では不思議なシンセの鳴りにかつてのジャーマン・プログレを思い起こす点もあり、しかし生命力が息衝いているかのようなエキゾチック感もある世界観は過去の作品とも共振する。そして無重力空間に放り出されるフローティングなシンセが特徴の"Fumeurs Noirs"、ぼやけたアンビエントの中に時折スピリチュアルな打楽器や鈍い電子音が現れ、快楽的ながらも聞き流す事を許さないぐっと意識を掴む個性がある。アルバムは過去の単純明快なエキゾチックやトロピカルなバレアリック性に比べると随分と観念的でエクスペリメンタルなニュー・エイジ色が打ち出されているが、そういった音楽だからこそ自由度の高いGrowing Binからリリースされたのも納得であり、昨今のニュー・エイジの流行りの中でもユニークな個性を確立させている。



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| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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