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Altz.P - La Toue (ALTZMUSICA:AMNCD007)
Altz.P - La Toue
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大阪を拠点に活動しディスコ・ダブやコズミックの流れにおいて異彩を放つAltz、過去にはBear FunkやDFAに時空などから土着感溢れサイケデリックな空気が充満するDJトラックを送り出してきたが、その音楽性をバンドという形で昇華させたプロジェクトがAltz.Pだ。2013年にはCrue-l Recordsから『Dodop』(過去レビュー)をリリースし、アシッド・ベースを用いながらも中近東辺りの訝しいエキゾチックな音と原始的な力が溢れる肉体性を伴うディスコ・サウンドを披露し、バンドという形でこれまで以上の生々しいサイケデリアを成し遂げていた。それから6年を経てようやく完成したアルバムはドラマーやベースにエレクトロニクス、そして4人の女性ボーカルグループも迎える事で、『Dodop』が成し遂げた音楽性が更に芳醇に熟成しながらAltzの土着サイケデリアが爆発している。タイトル曲の"La toue"からしていきなりダビーなドラムや生々しいベースが土臭さを放っており、しかしロボット・ボイスも用いたりコズミックな電子音はシンセ・ファンクの要素も所々に感じられ、一体何処の国の音楽なのかという不思議な異国情緒に包まれる。そして初CD化の"Dodop"も当然素晴らしく、深い密林の奥で催されているようなスピリチュアルな祭事というか、アシッド・ベースが催眠的に効きながらもアシッド・ハウスの快楽性とは異なる肉体の目覚めを促すファンクネスが貫いており、そして途中から加わる祈りのような女性コーラスが更に神秘性を強めて、秘境に誘うサイケデリック・ディスコ・ダブを展開する。Altzらしいディスコ・ダブだったタイトル曲のバージョン違いである"La toue (Breaks Version)"は、よりサイケデリック・ロック化したドラムが強調されてリズムは生き生きとしているが、奇妙に飛び交うコズミックな電子音やレトロなシンセの作用によって、ニューウェーブ調に染まった退廃的なロック調か。最もAltzらしい正体不明の異国な雰囲気を纏うのが"Esti Chaloe"で、民族楽器であろう不思議な弦と歪な電子音による鈍重としたサイケデリアを演出し、そこに不気味ながらも祈りにも似た歌が加わって一気にスピリチュアル性を増していく。そして10年前にAltzが制作した"Epics and Donuts"の現代バージョンである"Step Step Step"で祝祭感もあるニューウェーブ色強いロックを通過し、最後は4人組女性コーラスグループの「マリリンズ」による歌のみを用いた"Dodop vox"でその執拗で魔術的な歌が頭の中にこだましながら、サイケデリックな空気が渦巻きながらアルバムは幕を閉じる。Altzらしいディスコ・ダブやコズミックな要素はバンドという体型を成す事でDJツールという形から解放されてより表現力が豊かになり、更に艶かしい妖艶さやスモーキーな土着性を獲得して、怒涛のディスコ〜ファンク〜ロックを展開するに至っている。来週末にはヴィジュアル演出も加わったバンドライブが予定されており、ライブへの期待は高まるばかりだ。



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