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Rick Wilhite - The Godson IV (Mahogani Music:MM-42)
Rick Wilhite - The Godson IV
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デトロイト・ハウスの重要レーベルであるMahogani Musicと言えばKenny Dixon Jr.が率いるだけあり、何はともあれどんなアーティストによる作品だろうと最新のリリースはひと目置かれるが、2018年8月頃にリリースされた本作は特に注目せずにはいられない作品だ。手掛けているのはDixonらとも3 Chairsを結成していたりしたデトロイト・アンダーグラウンドのベテランの一人であるThe GodsonことRick Wilhiteで、所謂スローモーで重心の低いデトロイト・ビートダウンを広めた立役者の一人でもある。本作はアナログではダブルパックながらも4曲のみ、つまりは片面1曲のみと気合の入った構成で、その上Moodymannのかつての名曲"Technologystolemyvinyl"のリミックスも収録されているのだから、是非ともアナログで入手して頂きたいものだ。"Xanadu 3.0"は典型的なビートダウン・ハウスと呼べるだろうか、淡々と刻むキックは錆び付いたような響きでローファイ感があり、そこにジャジーでくぐもったエレピ風のコードを展開するが、大きな衝動を生む事もせずクールな空気感でただただマシンビートが虚空に響く。"Sonar Funk"は呻き声のようなサンプリングから始るが、直ぐに金属が錆びてざらついたキックやハイハットが走り出し、そこに闇の中で蠢くようなキーボードがぼんやりと情緒を添える。奥底では鈍い電子音が微小な音量でループしておりヒプノティックな感覚も加えて、すっきりしながらも荒々しいグルーヴと合わせて燻りながら熱くなるファンキーなハウスを聞かせる。目玉はやはり"Technologystolemyvinyl (Godson's Cosmic Soup Mix)"だろう、キーボードにAmp FiddlerやトランペットにPitch Black Cityらのデトロイトのアーティストを迎えるなど、豪華なアーティストが揃ってのリミックスだ。オリジナルはサンプリングを駆使しながらも生々しくファンキーなジャズ・ハウスであったが、このリミックスではその音楽性を継承しながらも生演奏中心で再現する内容で、けたたましく野性的ながらもジャジーなドラミングと優美なエレピの装飾、そこに熱く咆哮するトランペットも加わって衝動的かつライブの創造性に満ちたジャム・セッション版ハウスを構築している。そして最後はデトロイトのユニットであるFolson & Tateの曲をリミックスした"Is It Because I'm Black (Godson's Flip Mix)"、スカスカな音の構成ながらもどっしりと重いビート感とゴスペル・ハウス風な歌も一緒くたになりP-FUNK風なノリもあるが、このプリミティブなファンク感は正にデトロイトという地から生まれた音楽で、Mahogani Musicからのリリースも納得の出来だ。どうせならこの流れでアルバムのボリュームで作品を聞きたくなる程だが、一先ずはここに収録された曲はどれもDJがフロアでプレイしても盛り上がるであろう内容で、ビートダウン先駆者としての貫禄が発揮されている。



Check Rick Wilhite
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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