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2019/5/18 FreedomSunset feat. Mixmaster Morris @ Oppa-la
90年代から長きに渡りアンビエント・シーンで活躍するThe Irresistible ForceことMixmaster Morris。2019年も4月末から日本各地を精力的にツアーとして回っているが、この度湘南を代表するクラブであるOppa-laに久しぶりに登場する。それもなんと湘南の夏の名物パーティーであるSunset Loungeの番外編的なFreedomSunsetに初登場となれば期待せずにはいられないわけだが、その周りを固めるのは過去にもMorrisと共演歴のあるDJ YogurtやRoundhouse等でも活躍するMEGUMILK、また焚火dub主宰のTyme.のshiba@FreedomSunsetをフィーチャーしたライブもありと、色々な音楽を浴びて楽しむ事が出来そうだと非常に楽しみなパーティーだ。
この日は天気が良ければ夕日も望めるサンセット・パーティーだったのだが、あいにくの曇り模様。それでも早い時間帯から期待を込めた人達が集まっており、Oppa-laのフロアは親子連れで遊びに来る人もいて和やかな雰囲気ながらも活況に溢れている。DJ Yogurtはしっかりと音量と音圧も出ている中でハッピーでディスコティックな"I Still Hate Hate (Santiga Remix)"で開始。緩くも太いキックが4つ打ちを刻みダンサンブルな開始だが、そこからの幻想的なムードのRon Trentによる官能的なアンビエント・ハウスの"Love"で早速振れ幅をもって、海辺の目の前の雰囲気に合わせたようなバレアリック感を打ち出していく。4つ打ちだけで上げる流れではなくそこからBing Ji Lingの爽やかなAORで海辺の雰囲気たっぷりな"Sunshine Love"でフォーキーな情緒を染み渡らせたり、またはレゲエ調のハウスで愉快にトリップ感に包んだり、ジャンルレスの自由自在かつ縦横無尽な展開は元来DJ Yogurtが持っているもので、こういった彼のプレイが聞けるのもジャンルレスなFreedomSunsetだからこそだろう。リラックスした4つ打ちながらも酩酊感あるダンスのグルーヴはジャンルは多彩で、しかしそれを一つの空間に違和感無く多幸感に纏めていくプレイは、とても大らかで開放感がある。そんな中にSraunusによるベーチャン風のアブストラクトかつダビーな"Indukcija"をかけて、幻惑的でくらくらサイケデリアを生み出した瞬間のそのユニーク性は面白くアンビエント性は抜群だ。そこから紫煙が揺らぐダブ・ハウスに向かってドープの深みにはまり、ブレイク・ビーツやLindstrom & Prins Thomasによるアシッド風な響きが快楽的なニューディスコの"Rett Pa"も続いて、リズムは溶解するように多彩に変化しながらごった煮なジャンルによって、とろけるドリーミーさと共に摩訶不思議な世界観が展開される。多種多様なジャンルの坩堝は猥雑としたパーティー感へと繋がり、いつしか多くの人で埋まったフロアも大いに盛り上がっている。終盤にはこれまた海っぽさを感じさせるフュージョン名曲のSeawindによる"Free"で、夕暮れ時の切なさに共振するメランコリーを演出し、果てはドラム乱れうちなリズム重視の怒涛のロックまで飛び出して、フロアを掻き乱すように盛り上げていた。

Tyme.のライブはそもそもアーティスト自体を知らなかったのだが、これもFreedomSunsetの雰囲気やまたは野外という場所でも合いそうなアンビエント性の強いリスニングのライブだった。PCやキーボードを用いてノイズ混じりにアブストラクトな音響によるノンビートなアンビエントで開始し、そこにshiba@FreedomSunsetによるサックスが情緒深いメロディーを付け加えて随分と感傷的な序盤。美しく切ないシンセのメロディーに満たされながら、時にシンセのリフもリズム感となりながら躍動するグルーヴに飲み込まれたり、中盤以降は次第にキックやパーカッションも入るとレゲエらしいねっとりした曲もあったり、電子音の飽和状態でずぶずぶどろどろのアブストラクトなエレクトロニカもあったりと、ダンスの要素も現れる。無機質で機械的グルーヴから生まれるひんやりとしたトリッピーな感覚、しかし音の粒子が拡散してポップに響き渡りもし、初めて聞くライブではあったが刺激的なサウンド・スケープを浴びる事が出来た。

ライブ後に登場したMixmaster Morrisは一旦フロアを落ち着かせるようにBrian Enoの"An Ending (Ascent)"で牧歌的な空気を発しながら、静かで美しくフロアの雰囲気を作り直す。静謐な響きはフロアは穏やかさを取り戻しながら、そこにChris Cocoの淡くセンチメンタルな"Indigo"で夜へと入っていく時間帯のムーディーさを演出し、更にAirの"Casanova 70 (The Secret Of Cool)で"青々しい大空の広がりを感じさせる開放的なダウンテンポを繋ぎ、初っ端からアンビエント・マスターらしい流れだ。緩く気怠いビート感でフロアはリラックスしながら程良く揺らぎ、しかしそんな中にもリズムの多様性、例えばしなかやかドラムン・ベースで変化も付けたりと、心地好くリズムが刻まれている。しかし窓から見える風景が暗くなるにつれて次第にリズムは強くダンスのモードへと入っていくが、それでもフォーキーなロックもあればアンビエント成分もある快楽的なテクノ、またはMildlifeの生温かくメロウなフューージョンの"The Magnificent Moon"でエモーショナル性の強い曲、そしてLexxの"Serenity"バレアリック感あるニューディスコなど、ジャンルは全く収束するどころか拡散するばかり。しっかりと現代的なダンス・トラックはプレイしつつも、しかしThe Gunter Kallmann Choir "Daydream"のように古びたラジオから流れてくるような70年代の哀愁漂うジャズやカントリー調の朗らかな歌もの等のリスニング系もプレイし、そこから途端に重圧のあるエネルギッシュなテクノに切り替えしたり、Daytonのポップに弾けるシンセ・ファンクな"The Sound Of Music"でラブ&ピースな雰囲気で満たしたりと、余りにも振り幅大きい。リズム感や音楽性はばらばらだから繋ぎが決してスムースでもなくぶっこみでミックスしていく事も少なくはないが、Morrisのプレイについてはミックスするというよりは一曲一曲を尊重して丁寧に長く聞かせるタイプであり、予測不可能な展開ながらもバレアリックというスタイルを以てして纏めていく。グルーヴの持続よりは曲そのものの魅力を伝えるという意思が伝わり、実際曲は長めにプレイしじっくりと聞かせて、フロアを鮮やかに彩るエモーショナルかつトリッピーな曲が長年の経験に裏打ちされてどんどん溢れてくる。都内にある黒い闇が支配するクラブではなく、海辺沿いにあり内装も賑やかな感があるOppa-laという場所だからこそMorrisのプレイも場に適しており、そしてFreedomSunsetという正に言葉通りにフリーダムなパーティーだからこそはまるのだ。

終盤に入ると4つ打ちのダンスを軸にした時間帯も増えて、"Cafe De Flore (Charles Websters Latin Lovers Mix)"の哀愁たっぷり夜のロマンスなハウスで湿っぽい時間や、そして強烈なフィルター・ハウスの"Music Sounds Better With You"も飛び出して、ここら辺の直球ハウス4つ打ちの一連の流れは否が応でも熱狂的に盛り上がる時間だ。更にレトロ・フューチャーで都会的なシンセ・ポップ/ファンクで色彩豊かに彩りつつ、そこから鋭角的なリズムのダブ・ステップやアートコア系の美しいドラムン・ベース、ざっくりと生っぽいダウン・テンポなどを用いて多彩なリズムによる躍動感を打ち出したりと、徹頭徹尾ジャンル問わないプレイ。本人も心底ノリノリで楽しみながらプレイをしている様を見るとこちらも自然と笑顔が溢れて、多少ぎこちないミックスがあったとしてもその大らかなバレアリックに満たされて幸せな気分になるというものだ。ラスト間際にはThe Beauty Roomによる"Holding On"もプレイ、高揚から平静へと戻っていく中で耽美かつメランコリーなモダン・フュージョンで実にドラマティックな流れを演出する。

パーティーのトリを担当するのはMEGUMILK、Morrisが落ち着かせたフロアに再度刺激を与えるべくどっしりねっとりした"Ain't No Stoppin' Us Now"ネタのディスコ・ハウスで陽気さが弾けて開始。煌めく派手さと華麗なグルーヴ、にんまりと笑みが溢れるハッピーな開始で俄然盛り上げていく。そこからも更にミラーボールに彩られるフロアにぴったりなファンキーなディスコ・ハウスを続けざまにプレイし、アッパーな勢いではなく図太く低空飛行でじわじわと攻め上げる。Morrisが終わった後をそのまま湿っぽくしめるのではなく再度ダンスフルなパーティーモードへと戻し、まだまだパーティーは終わらせないという気概も伝わってきて、逆に直球4つ打ちディスコ・ハウスのグルーヴ感が痛快だ。がしがしと骨太なグルーヴを刻み、ディスコティックなオーケストラや生っぽい音が温もりを感じさせ、Morrisの変化球的なDJに対してこの単純な4つ打ちのグルーヴがそのシンプルさが故に熱狂的に踊れるという意味で、ハウス・ミュージックの魅力を再認識させされる。残念ながら江ノ島から都内へ帰宅する為にパーティーの途中で切り上げたものの、テクノやハウス以外の選曲が多いパーティーだからこそディスコ・ハウス攻めのMEGUMILKのプレイは力強いグルーヴが際立っていた。

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