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ニュー・エイジやアンビエントといった音楽の再興が盛り上がる電子音楽のシーンにおいて、それを語る場合において欠かす事の出来ないレーベルは複数あるが、2012年にギリシャで設立されたInto The Light Recordsもその一つだ。活動の当初はダンスかリスニングか、エレクトロニックかオーガニックかにこだわらずにギリシャの埋もれた秘蔵音源の発掘に力を入れてVangelis Katsoulisを始めとしてAngelo Ioakimoglu(過去レビュー)やAkis(過去レビュー)といった過去のアーティストの秘蔵音源のコンパイルを中心としていたが、そこから遂に過去音源ではなく新しい音楽を世界へとリリースすべく新しいカタログナンバーも付けたシリーズを開始したが、その第一弾が本作だ。手掛けているのはドイツ人であるNiklas Rehme-SchluterことCass.で、まだ27歳位と比較的若手の世代ではあるが既にInternational FeelやEmotional Responseといった著名なレーベルから電子とオーガニックの響きが共存したバレアリックな音楽をリリースしており、注目を集め始めている存在だ。そして本作によってその評価は決定的となるに違いない。光とロマンスをテーマにした本作は、プリズムが伸びる美しいジャケットのように音もクリスタルの煌めきのような電子音が用いられており、ノンビートの"1000 Superdolphins"では透明感のある電子音響の中から陽炎のようなギターも切なく湧き上がりぼんやりとしながらも情緒に溢れている。続く"The Diary"ではミニマルなシンセのリフに繊細ながらも多層にシンセやギターが被さりながら、ドローン色の強い夢現なアンビエントを展開する。"Leaving"ではスローながらもジャジーで生っぽいリズムも入ってくるが、それよりも悲哀に満ちたシンセは咽び泣くように感情を吐き出す点に耳は惹かれ、現実と夢の世界の狭間を夢遊する。ぼんやり抽象的な濃霧のアンビエント層が広がる"Painful Love In 96Khz"は、ただただ意味もなくふんわりとしたシンセのレイヤーが牧歌的な雰囲気を作り上げており、心を空っぽにしてその幻夢の世界に浸れる事が出来るだろう。そしてノイズにも近いサイケデリックなドローンが続くインタールードの"Chromakey Interlude"を通過した後には、切ないストリングスや幸福感のある朗らかなシンセが絡み合って可憐に彩る"Be My Blessing And My Lesson"によって何処までも緑の草原が広がる牧歌的なムードに包まれて、現実の時を忘れてゆっくりとした時間軸の中に逃避する事だろう。基本的にはビート無しのアンビエント/ニュー・エイジで統一されており、淡い色彩が正にプリズムの様に広がる幻想的で美しいサウンドがドリーミーで、汚れの無いピュアな感覚が素直に伝わってくる。2018年のレビューには間に合わなかったものの、本来はその年のベストにも推したかった程に素晴らしい。



Check Cass.
| ETC4 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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