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2019/7/12 ROUNDHOUSE feat. Mark Farina @ Contact
ハウス・ミュージック、その中でも特にシカゴ・ハウスにフォーカスしたコンセプトを掲げるRoundhouseは、間違いのないゲスト陣と国内から実力者を迎えて強烈にハウス・ミュージックの魅力を伝えるパーティーの一つだ。今回の開催ではパーティーの初回に登場したシカゴ出身で西海岸はサンフランシスコで活動するMark Farinaが3度めの登場となるが、メインフロアでは勿論パーティーのレジデントであり猛烈なシカゴ・ハウス愛を持つRemi、セカンドフロアであるContactではFarinaによるヒップ・ホップやアシッド・ジャズを中心としたMushroom Jazz SetやForce Of NatureによるHip Hop Set、そしてサードフロアであるFoyerではMoodmanらも出演するなど、ハウス・ミュージックの枠を越えて楽しめるスケールの大きいパーティーとして期待は高い。
今回のパーティーはどのフロアに居ても楽しめる事が出来たのは間違いないが、筆者はメインフロアのRemiに釘付けされてしまった。Farinaの前を務めていたものの遠慮は全く無く、もう25時過ぎから熱量高めのファンキーな音楽性でがしがし攻める。ディスコ・サンプリングが映える派手派手しいフィルター・ハウス、またはシカゴの不穏な匂いぷんぷんなマッドでドラッギーなハウス、エロい歌が入っていても官能的というよりは卑猥なハウスなどを用い、そして全体的に太く野蛮な音楽性は強烈だ。"Relight My Fire"ネタのCajmere & Gene Farrisによる"The Biz"など懐かしい時代感あるディスコ・サンプリングが爆発する曲も飛び出して、シカゴ・ハウスの悪っぽく不良な空気も出てくると、鈍いアシッドのベース・ラインが蠢く不穏なアシッド・ハウスも響き渡り、フロアは完全にハウス中毒な世界観。それでも単に上げたりスピード感だけに頼るのではなく、しっかりと地に足が着いた重く重心の低いグルーヴで地盤を作りつつ、ソウルフルな歌モノのハウスや跳ね感の強くB-Boyなノリのヒップ・ハウスまで、とにかくハウス・ミュージックという音楽を網羅しながら熱く煮えたぎる感情性を打ち出したプレイに肉体も揺れる。シカゴの野性的で獰猛な瞬間もあれば、ディスコ性の強い熱く感情性豊かな瞬間も、ハードさとソウルネスが一緒くたになり迫ってくれば、もう汗まみれになって踊らずにはいられない。そしてスカスカでどこか垢抜けない"Power Dance"、しかしファンキーなホーンのメロディーや気怠いボーカルもあり、ファンキーかつ情熱的にじわじわと侵食するようだ。激しいだけじゃない、情熱的だけじゃない、いろんな側面があるハウスをしかし肉体感溢れるグルーヴで纏め上げて、陽気に踊らせるプレイには誰も抗えやしない。また"Lost in Music (Gay Marvine Edit)"の粗雑に荒々しくエディットされたディスコ・ハウスは特に華々しくファンキーで、光が散らばる賑やかなダンスフロアを演出する。終盤にはブラジリアンとジャズが混合したラテン風な"New School Fusion (Basement Boys Main Mix)"も織り交ぜ、大人びて色っぽさも醸したりと、そこから華麗なストリングスが舞うディスコ・ハウスでフロアを神々しく照らし、フロアは熱くなりながらも笑顔に満ちる陽気なムードに染めてFarinaへと橋渡しを行う。

そしてMark Farinaの登場。既にRemiによってフロアは完全に出来上がっている中で、開始はOne Wayによる"Music (Edit)"で跳ねるグルーヴとソウルフルなコーラスによるノリノリなディスコ系ハウス。初っ端から一気に引き込む音楽性だが、そこから続くハウスは音の数を抑制して間を活かしながら4つ打ちを強調したハウスで、すっきりしたからこそより強度な骨格が浮かび上がる。享楽的なパーティーのファンキー感だけではなく、どことなく長閑で和やかな解放感があるのはやはりサンフランシスコで活動する彼のパーティー感が根本にあるのか。骨太なダンスでありながら新鮮で爽快な空気、そして日が燦々と照る陽気なムードで、温かい雰囲気の中で大人の大らかな包容力で抱きしめる。決して大ネタに依存せずに機能的でリズム重視なトラックを用いて、大きな変化によって揺さぶるというよりは踊りやすい持続感を作って、心地好いフィーリングを産み出している。同じハウス・ミュージックを軸にしながらもRemiの荒ぶる激情的な音楽性とは対照的に、Farinaの派手さは抑制しながら洗練された感もある余裕さえも感じさせるプレイは、一見平坦な終始4つ打ちな印象もありつつテクノのミニマル的な途切れない安定した感覚があり、乾いた感もあるさっぱりしたハウス中心にリズムでがつがつと攻めるのだ。

途中何度か酒を求めて他のフロアにも寄ってみると、ContactではForce Of Natureがざっくり腰砕けなリズムのヒップ・ホップなプレイでこちらも大賑わい、またFoyerにも人だかりが出来ていて、この日は嘘偽りなく何処のフロアも熱狂的に盛り上がっていて、これこそが90〜00年代の熱狂的で活気に溢れていたパーティーの雰囲気だと嬉しく思う。そしてFarinaは序盤はややまだ抑えめなプレイだったかなと言う印象だったが、朝に近づくに連れてファンキーかつディスコな曲調も増えてきて、ハイエナジーで汗臭さが充満する強烈なフィルター・ハウスの"John's Church (Mousse T's Disco Shizzle Remix)"が投下され、そこから高い熱量を伴うソウルフルなハウスへと繋いだかと思うと、更にシカゴ・ハウスの古典である"Let The Music Use You (Club Mix)"によってメランコリーな感情に浸らせたりと、心温まるドラマテイックな展開を繰り広げる。とややエモーショナル性の強い流れに魅了されつつも、そこから一転興奮を落ち着かせるようにダウナーなハウスで息を入れつつ、そこから再度輝かしいミラーボールが脳裏に浮かび上がるディスコ・ハウスで再度上げていき、熱い歌に鼓舞される希望に満ちてファンキーなNYハウス古典の"Freedom (Make It Funky) (Color 1-On And On Strong Vocal Mix)"で一気にピークへと上り詰める。朝方なれどフロアは更に盛り上がりパンピンに跳ねるハウスや激情を吐き出すソウルフルな歌モノ、フルートの音色にうっとり陶酔する甘いハウス、切れのあるグルーヴが走るフィルター・ハウスと、序盤よりも幅を広げながら大胆な上げ下げを駆使して客を煽り、フロアは底抜けにハッピーな多幸感に満たされていた。

始発が始まった位にはパーティーから離れたものの、それでもこの日の盛り上がりは十分に肌に感じられ、多くの人が踊り飲んで楽しんでいたのは間違いない。FarinaやForce Of Natureのヒップ・ホップなDJも非常に関心はあったものの、Remiのハウス・セットも当然魅力的で余り離れる事も叶わなかったが、ゲストだけでなくレジデントに対する信頼が寄せられるのもこのパーティー魅力だろう。盛り沢山が故に聞けないDJがいるという悩ましい一夜、それ程までに充実したパーティーだったという事だ。

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