<< Specter - Built To Last (Sound Signature:SSCD13) | main | Dimitri From Paris & DJ Rocca - Works (Toy Tonics:TOYT 094) >>
Gallo - Colori EP (Hell Yeah Recordings:HYR 7201)
Gallo - Colori EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

イタリアからのモダン・ディスコ/バレアリック系レーベルであるHell Yeah Recordingsは例えば日本で活動するCalmやMax Essaの作品もリリースするなど、そういったグローバルなアーティスト性によって日本でもちょっとした注目を集める実力派レーベルだ。そのレーベルからリリースされたGalloなる聞き慣れないアーティストの新作が思いの外素晴らしいので、是非とも聞いて欲しい。Galloは2018年から同レーベルやSlow Motion Recordsから作品をリリースし始めたベルリンを拠点とするイタリア系アーティストのようだが、元々DJとして活動しつつBalearic Gabba Sound Systemのメンバーの一員でもあるなど、音楽家としては決して新人ではないようだ。さて、この新作だがバレアリック・クラシックとなってもおかしくはない位に開放感があり清涼な空気に満たされるバレアリックな世界観があり、キックレスの"Colori"はきれいめの艷やかなシンセのコードやフレーズと底辺で唸るようなベースラインのみでひたすら平穏な時間が続くアンビエントな感もある曲で、全く汚れの無いピュアな響きが体の隅々まで浄化するようだ。そしてゆったりとリラックスしたリズムを刻む"Sapori"は透明感のあるパッドを伸ばしながら和んだシンセのフレーズで何処までも広がる開放感を演出し、次第に入ってくる優美なピアノのコードが加わるとイタロ・ディスコ的な雰囲気も生まれて、90年代前後のオールド・スクールな時代を思い起こさせる。"Odori"は日本の踊りを指しているのだろうか、崩れたグルーヴィーなリズム感に揺さぶられ郷愁たっぷりなメランコリーなメロディーは、海辺の夕日が落ちてオレンジ色に染まっていく時の切なさを誘う。そして何とバレアリック・レジェンドの一人であるChris Cocoもリミキサーとして参加しており、"Colori (Chris Coco Deep Space Version)"は原曲のイメージを変えるのではなく、リバーブ系の残響を用いる事で視界が揺らぐ音響を作り、身も心も全てが自然の中に融解していくような心地好い白昼夢状態を生み出している。全曲見事にバレアリック仕様、特にイビサ系の自然を感じさせるバレアリック代表のMark Barrott辺りとも共鳴する音楽性で、これは要注目な存在だ。



Check Gallo
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/4646
トラックバック