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Silvestre - Girar (Diskotopia:DSK045)
Silvestre - Girar
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A Taut Line (Matt Lyne)とBD1982 (Brian Durr)によって2011年に東京に設立されたDiskotopiaは、自身らの作品とまた世界各地のちょっと変わった音楽性を持つアーティストを、配信のみでリリースしてきたレーベルだ。テクノやハウスのフォーマットに何処か異邦の地の要素を盛り込んだようなちょっと奇抜な作風であるが、そんなレーベルが遂に物理メディアになるアナログでのリリースを開始。その第一弾が本作で、ポルトガルはリスボン出身で現在はロンドンで活動するJoao Silvestreによるもの。Silvestreは2015年にDiskotopiaからデビューしこのEPが同レーベルからは3枚目となるなど、レーベルの一押しのアーティストとも読み取れる。実際に初のヴァイナル作品に抜擢されたのも納得な充実作で、公式サイトの説明では「デジ・トロピカルの人工的なタペストリ」と述べられており、トロピカルなりエキゾチックなりの雰囲気があるハウス・ミュージックながらも完全オーガニックでもない作風は正にその説明通り。密林の中の響きを思わせるコンガのリズムに誘われる"Ir A Sagres"は、ミステリアスなアルペジオとドラッギーなベース・サウンドの効果もあって、土着的ながらもしかし色彩豊かな大自然の中のダンス・ミュージックで緩くもトリップ感がある。"Deptford Bus"はもう少しディープ・ハウス寄りなゆったりと落ち着いたグルーヴに朧気なパッドが叙情を演出するが、しかし刺激的なハンド・クラップや爽やかなタムも加わると途端に訝しいエキゾチック性が強くなる。"RC Surfer"はレゲトン×ダブ×ハウスみたいな跳ねたブレイク・ビーツと重い低音が特徴の曲で、ダビーな残響さえもが怪しくも官能的に広がり、このEPの中では異色ながらも雑食性を示している。そして最後の"Everybody Is Happy"は淡々としたブレイク・ビーツなハウスが下地になっているが、東洋の雰囲気がある笛らしきメロディーに引っ張られ、和のニュー・エイジ風な響きが今風っぽい。曲毎に異なるスタイルを披露しつつ国境を跨ぎながら融和する個性があり、その雑食性が面白いダンス・ミュージックとして成立している。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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