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Indigo Aera - Terraformer EP (Indigo Aera:AERA024)
Indigo Aera - Terraformer EP

Stephen BrownやLouis Haimanといったデトロイト・フォロワー系を擁し、またはKirk DegiorgioやVince Watsonの失われたアーカイブを発掘するなど、オランダからデトロイト・テクノのエモーショナル性を咀嚼しモダンなテクノとして昇華するIndigo Aera。そのレーベルを主宰するのがMaarten MittendorffとJasper Wolffの二人で、まだ2011年に設立された比較的新興レーベルながらも確かな審美眼を持って良質なテクノを世に送り出している。当然二人もアーティストとしてレーベルからEPをリリースはしていたが、この度そのレーベル名と同じ名を冠したユニットとして初のEPが2019年5月にリリースされた。元々二人の名前で制作を行っていたからこのレーベル名を冠したユニットに変化したところで大きく何かが変わるわけでもないと思っていたのだが、蓋を開けてみれば以前のソウルを呼び覚ますメロディ重視な方向から、そういった要素は幾分か抑制されて反復を重視し機能性を磨き上げたモダン・テクノへと変化していた。レーベルインフォに依れば深夜のスタジオセッションで生まれた曲群だそうで、その意味では真夜中のダンスフロアをより強くイメージしたのだろうか。ドムドムしたキックと軽快なタムのリズムが疾走る"Aeris"からしてエモーショナルはメロディーは聞こえず、寒々しい音響にフィルター処理によって変化が付けられて、金属的なSEのクールさもあって終始無感情に疾走し続けるツールと化したテクノだ。"Terraformer"ではソウルというよりは快楽的なシンセのリフが闇の中で映えているが、疾走しつつも膨らみのあるリズムと破壊的な打撃音は攻撃的で、やはり狂騒の中にあるダンスフロアで盛り上がるであろう強迫的なエネルギーが溢れている。そんな中で"Tabula Rasa"はデトロイトよろしくなシンセパッドのリフを反復させ、アンビエントな電子音も織り交ぜながら、キレのあるグルーヴ感で軽快かつエモーショナルに展開するテクノでこれぞ彼等のトレードマークと言える音楽性を表現している。そして"Flux"、湿り気のあるタムが連打されるリズムが疾走しつつ煙たく不鮮明な音響のシンセパッドに覆われる事で深く潜っていくディープさがあり、落ち着いた様相もありながら暗い深部を進む持続感のあるテクノは機能的だ。以前のデトロイトのマシンソウルを継ぐ音楽性から多少ハードかつディープなグルーヴ感重視へと変化があるものの、スタイリッシュなシンセの響きは変わらず、レーベル名を冠したユニットとしてそのレーベルの方向性を示唆するような一枚だ。



Check Jasper Wolff & Maarten Mittendorff
| TECHNO14 | 21:00 | comments(0) | - | |
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