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Jon Dixon - Sampa EP (4evr 4wrd:4EVR-003)
Jon Dixon - Sampa EP
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デトロイト・テクノ/ハウスの大きな原動力であるUnderground Resistanceがかつて程の勢いを失っているのはやはり頭領であるMike Banksの動きが少ない事が原因であろうが、そんな状況において新生代が決して生まれていないわけでもなく、URのライブ・バンド形態であるTimelineの現在のキーボード奏者であるJon Dixonは比較的活発に活動を行っている。2018年にはPlanet Eから『Erudition: A Tribute to Marcus Belgrave』(過去レビュー)もリリースし更に注目を集めていたが、その前の2016年からは自身でも4evr 4wrdを主宰し、積極的に自身を推し進めている。Dixonの説明に依ればレーベルの方向性は電子音楽とジャズにヒップ・ホップ、その他のスタイルの融合だそうで、このEPでも単にハウスの一言で括れない多様な要素が体験出来る。"Paulista Avenue"は既に著名なDJの御用達だそうで、EP名が特に意識されるラテン・パーカッションが連打な激しいサンバ風で、旋律やコード展開は用いずに切れ味鋭いハイハットや金属的なベルの響きも加えて、ただひたすら爽快に駆け抜けるDJツール性の強いテクノだ。一転"Five 15"はムーディーなシンセのリフが夜中のしっとり官能を思わせるディープ・ハウスだが、これも大きな展開を繰り広げるのではなくミニマルなスタイルで、途中から渋いサクソフォンのソロや妖艶なキーボードが加わってくると一気にフリーなジャズ・セッション風に変化する。女性のスキャットを起用した"Our Love Goes Over"は現在形のデトロイト・ハウスといった趣きか、エモーショナルなシンセのコード展開に艷やかなエレピを添えて湿っぽくも希望を感じさせるジャジーなハウスで、ただ他の曲と同様にミニマルな構成でフロアでの機能性を意識しているようだ。そして幻想的なシンセのリフレインから始まる"Inicio"は一見アンビエントかと思いきや、繊細なジャジーなリズムが入り微睡んだパッドにも包まれると、ゆったりとドラマティックな世界に溺れる安らぎの一曲。デトロイトのアーティストらしくジャズを根底に持ちつつ、フロアに即した現代的な機能性も意識した面で新世代としての才能が感じられる内容で、デトロイト・オタクでない人にも是非。



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| TECHNO14 | 11:30 | comments(0) | - | |
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