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Keihin - Esoteric Communication (Prowler:PROW001)
KEIHIN - Esoteric Communication

千葉を拠点として数々のアンダーグラウンドなパーティーを活動の場にし、自らでは今は無きModuleでAlmadellaを主宰していたKeihin。4つ打ちのテクノだけでなく変則的なリズムと、そしてダブ・ステップやトランスにインダストリアルといった複数の音楽性を貪欲に咀嚼したそのDJプレイは、筋肉隆々とした肉体感を思わせるエネルギッシュな勢いと荒廃したようなダークな世界観が特徴だ。2016年頃からは子育ての為に一旦活動は休んでいたものの、2018年暮れに遂に再始動に合わせ遂にProwlerを立ち上げて、2019年1月にはこのレーベル第一弾となる初のEPをリリース。もし過去にKeihinのDJを聞いた事がある人であれば、本作を聞いたら正にKeihinの音楽性そのものである事は直ぐに理解出来るような、ベース・ミュージックやブレイク・ビーツも咀嚼した切れ味鋭くもハードなリズムにインダストリアル系譜の機械的で荒廃した響きがあり、そして何よりフロアを刺激するダンス・トラックである。"Dawn"は初っ端から太いキックが変則的なリズムを刻むダブ・ステップ調だが、闇の奥底で不気味な何かが蠢くような音がジワジワと鳴っており繊細な音響も聞かせたりと、ハードなグルーヴ感にダビーな響きも織り交ぜて勢いだけではなく深い酩酊感も伴うディープな一曲。より金属的で鋭いリズムが肉体を抉るような"Rust"は特に連打されるブレイク・ビーツが刺激的で、中盤からはホラー的なぼやけた音像が恐怖を煽るようなインダストリアル調もあったりと、全く明るさの見えない退廃的な世界観が続くアグレッシヴなテクノだ。"Stiff"では更にイーブンキックから外れてつんのめって角々としたリズムを刻み、横にぐらぐらと揺らすベース・ミュージックやダブ・ステップの要素が前面に出てくるが、ここでもうっすらとした冷えたパッドや闇夜に浮遊するダビーな音響がディープな面も作り出して、勢いだけではない深みはKeihinのDJと同様だ。そして今回ドローン音響ユニットのSteven Porterの一人でもあるKatsunori Sawaがリミックスを提供しているが、"Dawn (Katsunori Sawa Remix)"は原曲のイメージを損なわずにより打撃が強いインダストリアル性と、ダブ音響を増す事で空間の広がりを獲得し、ダークながらも恍惚のトランス感を引き出したこちらも盛り上がるリミックスとなっている。どれもKeihinのDJ経験に裏打ちされたテクノ×ダブ・ステップの機能的なダンス・トラックで、まだDJを体験した事が無い人でも本作を聞けば彼のDJがどんなものか一端でも知る事が出来るに違いない。



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| TECHNO14 | 11:00 | comments(0) | - | |
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