CALENDAR
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Eddie C - Green Space (Endless Flight:ENDLESS FLIGHT CD 18) | main | STEREOCiTI - Constant Turbulent Riot EP (Groovement:GR034) >>
Black Jazz Consortium - Evolution of Light (Perpetual Sound:PS003)
Black Jazz Consortium - Evolution of Light
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
AnomalyやFP-OnerにFP197など複数名義を用いて活動している人気絶頂のテック・ハウサーのFred P.ことFred Peterkin、その中でも特に古くから続く名義がBlack Jazz Consortiumだ。レーベルとしても現在は停止したSoul People Musicに始まり、BoardsやEnergy Of Sound、そして最新のPerpetual Soundまで活動の幅は広く、その名義やレーベル毎に明確な音楽性の違いはリスナー側からは区別はつかないものの、一点最近の傾向を挙げるとすれば生音志向が明確に打ち出されていた。例えば2017年の『Sound Destination』(過去レビュー)ではアンビエント性の強いフューチャー・ジャズと呼べる音楽性で、有機的な響きを強めてより叙情性を増した作風で新機軸を展開したが、この復活したBJCのアルバムはブラジルのアーティストや歌手をフィーチャーする事で、更にラテンやブラジル音楽の性質が前面に出たテック・ハウス/ディープ・ハウスとなっている。曲名が示す通りに祝祭感のある"More Blessings"は、鳥の囀りのアンビエントに切ないアコギの旋律、神々しく清楚なコーラスが幻想の世界を広げ、キックが入ってくると浮遊感のある有機的なテック・ハウスと化して、至福の高みへと上り詰める。"Another Path"も同様にブラジリアンなパーカッションやドラムのリズムが柔軟に弾け、美しいFred P.らしいシンセのメロディーや温かみのあるアコギやソウルフルなコーラスワークが一体となり、エモーショナル性抜群のテック・ハウスだ。"Sacred Sun"はもはやフュージョン・ハウスと呼ぶべきか、複雑でオーガニックなリズムの上に美しいシンセのコードと鍵盤ソロや朗らかなアコギの旋律、そこに爽やかで甘い歌も合わせて、太陽の光の下で笑顔に包まれる幸福感だ。ブラジリアンな複雑なリズムを刻むドラムが特徴の"Soul People For Life"では渋いオルガンやピアノのプレイと相まって、ラテンなファンキーさも滲むライブ感のあるディープ・ハウスとなっている。後半にはFred P.が得意とする疾走感に乗って叙情性に包まれるテック・ハウスが並んでおり、繊細で耽美なエレピと甘い女性の呟きにうっとりさせられる幻想の"Energies Collide"、ズンドコとパーカッシヴに跳ねるグルーヴと透明感のある女性の呟きと神聖なパッドのコード展開がスピリチュアル性を生む"Focus"、力強いビート感と男性の感情性爆発な歌に引っ張られてポジティブな高揚感に満たされる"Love Alliance"と、ここら辺の曲はリスナーを感動に包み込みながらフロアを絶対的な幸福圏へと引っ張り上げるに違いない。ジャズやファンクのオーガニックで人肌の温もりが伝わる響き、そこに従来のFred P.らしいテッキーなダンス性を融合させた、正に言葉通りにフュージョンな新局面へと至るこのアルバムは、2019年のベストな一枚にも挙げるべき名作である。まだまだFred P.の快進撃は止まりそうにもない。



Check Fred P.
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ3 | 13:00 | comments(0) | - | |
スポンサーサイト
| - | 13:00 | - | - | |

コメント
コメントする