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STEREOCiTI - Constant Turbulent Riot EP (Groovement:GR034)
STEREOCiTI - Constant Turbulent Riot EP
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日本からベルリンへ移住し、そして現在はリスボンを拠点に活動するSTEREOCiTI。自身でWAVEGUIDEというレーベルを設立した上で同名のプロジェクトであるWaveguideによって、かつての深遠なるディープ・ハウス色の強かったSTEREOCiTIからハードなテクノへと舵を切ったKen Sumitani。ここに来て久しぶりのSTEREOCiTI名義の新作はどのようになっているのかと興味は尽きないが、蓋を開けてみればやはりこの名義でもテクノ色を強めた上に、更にはDrexciyaのようなエレクトロへと果敢にも挑戦し、その意味ではより無骨でハード(響きではなくスタイルとして)な方向性へ向かっている。特にエレクトロを打ち出したのがタイトル曲の"Constant Turbulent Riot"で、ミニマルかつヒプノティックな電子音のループに鞭で叩き打つような鋭いビートを合わせて、暗き闇が広がる無機質なエレクトロを披露。ジャンルとしては以前のディープ・ハウスとは異なるものの、無駄な音を排して隙間を活かして骨格を浮かび上がらせた構成はいかにもSTEREOCiTIらしく、厳ついエレクトロ・ビートなもののどこか侘び寂びも感じられる。"Celestial Seeker"はテクノともハウスともとれる中庸な曲調で、Mojubaからリリースしていた頃の浮遊感のある電子音を散りばめる事で幽玄な叙情性を生み、しかしややこれもロウなリズムの響きがエレクトロを匂わせる。"Ineffable Truth"は比較的近年のWaveguideのツール性の強いミニマルなテクノに寄せてきた感もあるが、すっきりとしたキレのある4つ打ちに従来の微睡んで叙情性のある上モノを被せた上に繊細な電子音響を込めた作風は幽玄なテック・ハウス性もあり、Mojubaの頃の音楽性を備えつつテクノ化したような。最後の"Paragraph"が一番従来のSTEREOCiTIらしいディープ・ハウスだろうか、内向的な深遠な音響の中には覚醒的なアシッドもじんわりと牙を向きつつも、ハードなのではなく慎ましささえ感じられる控えめな神秘性が現れている。一つのEPの中で色々な方向性が含まれているのはシーンに適応すべく色々と試しているのだろうか、しかしそのどれもSumitaniの燻し銀的な渋い魅力がある。



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| TECHNO14 | 12:00 | comments(0) | - | |
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